第5話 死にたくないので好奇心は捨てました。への応援コメント
この度は企画にご応募いただきありがとうございます。
魔法と科学、それにサイコパス。一見するとファンタジーでラノベっぽい雰囲気がありましたが、厚みのある文章で良い意味でギャップを感じました。
一番最初の魔道具がスカートを見えなくしてしまう、というのもまずは軽いところから、もいう感じで取っ付きやすかったです。
今後とも応援しております。
作者からの返信
本作は元々、王道的なライトノベルを書こうとして始まったものでした。
序盤の展開は、その名残です。
読了ありがとうございました。
第24話 これが黒歴史になるかならないかは、あなた次第です。への応援コメント
企画参加ありがとうございます。ここまで読ませていただきました。
率直な感想を。
ものすごく筆力が高くて、正直少し嫉妬をしてしまうレベルだった。
特に序盤の綾香さんや初理の登場シーンで髪の毛がふわりとたなびく描写など、「ああ、地の文で強調すべきポイントをわかっていらっしゃる」と脱帽しました。
また、魔法技術は化学的には証明できない⇒目視できとるやんけという、設定の隙⇒当然の突っ込みという二段構えで説得力を増す方法など、かなりレベルが高くて参考になるところが多かったです。
とても読ませてくれる話でした。
ただし2点ほど、気になるところがあります。
まず、「サイコパス」の定義をきちんと下調べしたほうが良い。
サイコパスは脳の一部の働きの不具合で、特徴としては「無責任」「法による刑罰に対する恐怖感の欠如」があるが、この主人公は責任感が強いし他人から叱られることへの想像力もある。ついでに言うとサイコパスにありがちな他者には魅力的と映るという特徴もない。また、交通事故の凄惨なシーンをビデオ上映するのは免許の更新の際によくあるのでさほど尖った話ではない。わりと普通に見ますし、それをふーんで済ませる人も多いです。そしてまた事故るわけですが。ともあれ、主人公は一般に定義されるところの「サイコパス」ではないです。
主人公をあえてカテゴライズするとしたら発達障害の方で、それも正真正銘の異常者どころかちょっとボーダーを超えるかどうかという程度の言動であるため、「中二病により自分自身をサイコパスと思い正真正銘の異常者だと信じ込んでいる、ちょっと学校生活に生きづらさを感じている男の子」というキャラなんだなと思いながら読ませていただきました。変身し、超常能力をふるえども、変身時の常識が変わらないならそれは単に武器を持っただけのふつーのお兄さんです。羆の方が怖いし意思疎通もできないですし。
もう1点は、作品がストーカー事件をきっかけにしてどんな変化を期待すればいい話なのかがいまいちわからなかったこと。前述のように主人公はサイコパスではなく、無理に解決しなければならないような致命的な性格の破綻も私には見受けられない。部室には普通に話せる友人もいて、いじめられているわけでもない。他人への共感性が低いと自覚して苦しむ程度の共感性は有している。不器用な学生が人助けしてほっこりする話だとすると、タイトルや説明分との乖離が激しいし・・・と。作品のコンセプト、どういう話なのかが説明文では分からない。乖離がある。
ただし、上記の2点を補うくらいの読者を惹きつける魅力がこの作品にはあります。それは個々のエピソードの分かり易さであり、ちょっとした矛盾を綺麗に処理する文章力の素晴らしさであり、この作品の強みはメリハリのついた丁寧な描写と、地の文章の取捨選択だと思います。
これ以上この物語をよくするとしたら、犯罪史などの文献を調べて本物の性格破綻者や異常者の言動を調べられた方がいいでしょう。主人公を含めてわりと常識的な人しかいない状態なので、キャラクターの幅を広げることで、モノホンの異常者を出さぬまでもキャラクターの説得力が上がると思います(※なお、大富豪にはサイコパスの要素を持った者が多い)。
加えて、この作品の面白さとは何か、誰がどう変化するのが面白いのか、作者が簡潔に言えるくらいに認識し、その面白さを早い段階から示唆し、深堀りしてみるとよいと思います。
なお、私はこの話、プリキュア的な面白さを感じました。
つまり、ちょっとだけ日常から離れた世界で、バトル要素はあり主人公は傷つきはするが、敵対者を殺傷して主人公が法律・刑罰による社会的なペナルティを背負わされるわけでもなく、凄惨ないじめもなく、強姦や殺人事件が起こるわけでもない学園生活の中。ちょっと不器用で生きづらいけれども責任感があり他人へそこそこの気遣いができる主人公が、女の子の相談に乗るうちにいい感じになってコミュ障から脱却していく展開が面白いなあと。安定安心のスローライフ寄りといいますか。
以上です。
作者からの返信
読了ありがとうございます。
ご指摘の点について、いくつか。
まず、作品冒頭の事故シーンですが、実際に血が流れるような映像は、私も免許を取りに行きましたけど、見せられませんでしたね。地域差でしょうか。
彼らが高校一年である点、場所が免許センターではなく、学校であるという点も、考慮して頂ければと思います。
次に、主人公がサイコパスっぽくないという話ですが、サイコパスな人間は本当に多種多様です。
実際に犯罪を犯す人もいれば、一企業の社長として社会的地位を確立する人もいます。
鶴屋様の言われるような要素が無いからといって、その人間をサイコパスではないと判断するのは、些か早計のように思います。
あと、本当に「法による刑罰に対する恐怖感の欠如」が無いように見えましたか? 主人公、なんの躊躇もなく人を殴っていますよね?
と、長々と語りましたが、主人公がサイコパスっぽくないという所感は、至って正当なものです。作品としても、何も問題はありません。
また、第1章全体としても、私の意図したものが概ね表現出来ているようで安心しました。
第2話 自覚はあるので、これ以上酷くなることはないと思います。への応援コメント
もっとゆがんだ感じの主人公だと思ったけど、これくらいなら読めるかな。
女子高生に癒しを感じる。
作者からの返信
主人公が、自分の歪みを矯正しようと頑張る話なので、安心してください。
女子高生は、綾香の方ですかね? 確かに本作唯一の癒し枠かもしれません。
第20話 オオカミが来たぞっ!への応援コメント
『小説読みます!現ファ編』に参加してくださり、ありがとうごさいます。
楽しく読ませていただきました!これからの執筆も頑張ってください!
作者からの返信
読了ありがとうございます。
楽しんで頂けたようで、何よりです。
執筆活動、これからも頑張らせて頂きます。
第5話 死にたくないので好奇心は捨てました。への応援コメント
RTから来ました。
副題が捻られていて、目次からワクワクさせられました。一方で本編の内容は序盤至って淡々と話が進んでいくので、そことの対比が面白い。
主人公の一貫したテンションの低さと俯瞰した姿勢が、読者に遠からず近からず、ほどよい距離感でいてくれる。
逆にメッセージ性やキャラの動機が強いものは、冒険のように読者は振り回され疲れてしまう側面も持っていると思います。なので、この作品は比較的そうでない分、毎日の楽しみになるような作品だと思いました。
作者からの返信
読了ありがとうございます。
副題について、好評なようで嬉しく思います。苦労した甲斐がありました。
主人公や作者のパッションで突き進むような作品は、私自身も苦手なんですよね。読むのも書くのも。
なので、そう言って頂けると非常に安心します。
第2話 自覚はあるので、これ以上酷くなることはないと思います。への応援コメント
「人の色みたいなものがない少女」っていう表現、詩的で好きです。
作者からの返信
ありがとうございます。
これからもたくさんの人の心に残るような文を書けるよう努力していきます。
第7話 成層圏突破おめでとうございます。への応援コメント
個人的には、各話のタイトルが好きです。
ちょっとクスリとなる。。。
作者からの返信
中身の方が少々生真面目なので、タイトルの方で遊んでみました。
気に入って頂けて良かったです。
レビュー、ありがとうございます!
非常に励みになります!
第2話 自覚はあるので、これ以上酷くなることはないと思います。への応援コメント
夢野久作(古典かよ)とか好きなので、これからが楽しみです!
作者からの返信
至らぬ点が多々あるかとは思いますが、鋼一歩様のお眼鏡に適うことを願っています。
第2話 自覚はあるので、これ以上酷くなることはないと思います。への応援コメント
サイコパスと女子高生…これからどうなっていくのか見ものですね…!
作者からの返信
サイコパスと女子高生。
字面だけ見ると犯罪臭がすごいですが、マズいことにはならない……と思います。
楽しんでいって頂けると幸いです。
第2話 自覚はあるので、これ以上酷くなることはないと思います。への応援コメント
拝見しました!
遅くなりすいません。
文全体が何だか詩的な雰囲気で、知らず知らず物語の中に引き込まれるようでした。
これからどうなるか、気になるところです!
作者からの返信
読了ありがとうございます。
ありがたいお言葉です。