イブレスも、自分の都合などないに等しい人生を送ってきたんでしょうね。
巫女という役割も、故郷のことも、憎んでいるように見える。
持って生まれた朗らかな気質に、与えられた重く暗い使命は相性が良くないというか、合わない仕事を無理やりさせられるのはキツいです。
闇に堕とされた神話の女神も、きっとそんな感じだったんでしょうね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
崇高な使命だからと、その当事者が進んでやっているとは限らないようですね。
それどころか、>巫女という役割も、故郷のことも、憎んでいる のは、その通りかなと思います。
彼女なりに報いようとはしたのかもしれませんが、難しかったようですね。
>闇に堕とされた神話の女神 が、乗り移ったようです。
ザハークは失言をしてしまったかもしれませんが、どちらにしろこの対話が会話だけで終わるとは思えませんね。
巫女のため息、巫女の嘘つき。そんな、苛立ちながら生きてきた二人の立場の違う生き方と、立場が違わなくても、異なる生き方をしたであろうと思いました。難しいですが。個人的には、サリハが好きだけど、悲しみの巫女も分からなくもないな。
作者からの返信
生まれながらにレールの敷かれた人生ってつらいですよね。イブレスとサリハでは中身が違うんですけれども、向き合う姿勢が違うっていう闇と光の対比として描きました。
イブレスの気持ちも、誰にもあるものではあると思います。