騎士長は、ずっと誰かの上に居続けてきたんでしょうね。自分の方が上に居るのだと相手に認めさせてこそ、という意識が根底にあった。
守るものがある、捨てられない矜持があるというのは、強さにも弱さにもなり得ます。
しかし、そういうことに拘らないザハークにとっては、どうでもいいことでしたね。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おおぉぉぉ……。
本日のお話で示したかったことを、全て読み取っていただきました。閉ざされた浮遊島という特殊な環境下で、この国の支配階級には歪んだ価値観が備わっているのです。
ザハークにはどうでもいいことで、同時にそれは騎士長からも同じことが言えます。ザハークに重要なことは、彼にとってどうでもいい。
これで公爵は、兵力のほぼ全てを失いました。最終局面。あっさり終わり――ますかどうか?
作者様の作中で、『数』、『単位』と言うものが、整備されて来て、より表現が豊かになっていると思います。リアルのニュースで、男性はよく事故現場を三メートル先の何々が、などと表現しており、私にはできないなと思ったりしておりました。所で、登場する皆さんの年齢が凡その想像で拝読しておりますが、設定なさっておいでですよね。読み漏らしたかな。ごめん。
作者からの返信
度量衡は、どの作品でも考えています。ただしそれを作中に出すことで、雰囲気を壊すかなと思うものは文章にしていません。
リアルな目分量は私も苦手です。
年齢は設定しています。作中では下記する通り、およそこれくらいとしか書いていませんね。
ザハークは二十代後半。
サリハは二十歳前後。
王と公爵は三十代後半。
イブレスとトゥリヤは二十代半ば。
セルギンは二十代後半。
騎士団長は五十歳手前。
騎士長は三十代。
ザハークに関しては本人を含めて誰も正確な年齢を知りません。