第7話
皆さんこんにちは
今日は兄貴に代わって俺視点の話になります
お前誰だって?
俺は柳瀬 勇気、中学3年の今年受験生だ
でもそんな情報よりもなんで今日は兄貴視点じゃないのか気になるだろ?
それはこの話を聞いてくれたらわかってくると思う
とりあえず聞いてくれ...
俺の朝は毎日の着信から始まる
プルルルル、プルルルル
「もしもし、あぁ今から着替えるからちょっと待っとって」
ふぅ、眠いけど行くか、怒られたくないし
「兄貴〜!!起きろ〜!」
「起きるから〜声出すな〜、頭に響く〜」
そう言いボサボサの頭をかきながら廊下に出てくる兄貴
「兄貴〜、カバン用意しとこうか?」
「頼むぞ弟よ〜」
外で隠してんのか知らんけど家ではずっと厨二病言葉が治ってないんだよなぁ
とか思いつつ俺は兄貴の部屋に入ってカバンを用意し始めた
「弟よ、学校に行くぞ!」
朝飯を食って満足した兄貴、相変わらず口調はおかしいんだよな
「わかった〜、あ、外に芽衣いるから」
オッケーと手を振る兄貴を見て今日も大変になるんだろうなぁと思う
どうしてかって?
それは...
「で結局どっちから付き合い出したの!?」
「だから付き合ってねーって!」
「照れんなって弟!毎日朝向かいに来といてそれは無理だろ!でもどっちなんだ?」
これだ、ちょーめんどくせえ
兄貴は同級生の女の子を好きになってからやたら俺に恋愛ごとについて聞いてくるようになったんだ
最初はどうしたらいいかとか自分のことだったんだが今は俺のことだ、
正直こうなると気が重い
それは、
「勇気、あんたまた付き合ってるみたいなこと言ったの?」
「またってなんだよ!一回も行った事ないわ!」
コイツ、こと芽衣も結構兄貴に乗っかって言ってくる
コイツは久我 芽衣、俺と同じ中学3年だ
大人しいってかクールな性格で割とズバズバ言う性格だ
髪はポニーテール、身長は高え、163くらいあった気がする
紫がかった髪が特徴的で割とモテるらしい
これらの要素のおかげで近づき難い存在になってるが...
そして普段女子の前だときょどる兄貴が普通なのか、理由って程の事でもないが仲が良いんだ
兄貴が中学の頃から三人で遊んだりした、最初は兄貴と芽衣が話し始めてそこに俺が加わったって感じだ
「じゃあ俺は高校行くからじゃあな弟、芽衣」
「また帰ったら〜」「失礼します」
「ねぇ、勇気わかってるんでしょうね?あれ...」
「ちゃんと持ってきたから後で渡す」
そして何事もなく放課後、逆に放課後からはあるって事だ
誰も使っていない教室で二人きり、もちろんいるのは俺と芽衣
そこでいつも通りと言えるほど見ている光景をまた見ていた
「はあ〜先輩の匂いがする♡くんくん、だーいすきせんぱーい♡」
そして芽衣の手にあるのは兄貴のパンツ
それを必死に嗅いでいる芽衣
ほら、とんでもない光景だろ?
学校で1、2を争う美少女が厨二病のパンツを嗅いでるんだぜ?
そして俺は2日に一回くらいそれを取りに行かされる
とんでもないだろ?
「はぁ、なんで俺がこんな事...」
「それはあんたのせいよ、あんたが私と先輩だけの時間を邪魔してきたんだから
その空間に私と先輩だけ、話をしたり二人でどこか行ったり楽しかったのに!
けど、まぁあんたが来たおかげでこうやって一年近く先輩成分を補充できてるからそこは感謝してるわ
それに言ったでしょ、もしもあんたに、」
「好きな人が出来たら手伝うだろ?お前ズバズバ言うのにそんな手助けなんて期待してねーよ」
理由は知らんが、兄貴の事が相当好きらしい
別にそれはいいし、俺が二人の間に入ったのも事実だが、それにしてもめんどくせえ
兄貴は好きな人がいるらしいが芽衣も兄貴に対して色々やってるらしいし大丈夫なんだろうか?修羅場とかになったりしないだろうか?
心配だが俺はとりあえずコイツから解放されたいと思い続けている
そして兄貴の今後が幸せになる事も...
大丈夫かな?
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視点を変えてみたんですがどうですか?
後輩ちゃんも出てきてここから本番だと自分では思ってますよ!
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
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