レイゴルト=E=マキシアルティ(ケラウノス)
「悪を滅する死の光に───"悪の敵"になりたいのだ。」
性別 男
種族 魔族
職業 戦士
身長 182cm
体重 79kg
趣味 鍛錬
大切なもの 恋人、民、主、家族
好きなもの 誓い、勝利、勇気
嫌いなもの 裏切り、悪、自分
イメージカラー 輝かしき金色
イメージCV 遠藤大智
【性格】
それはまさに「誰かの"英雄"」。
誰よりも公平であり、滅私奉公の化身。
全体的な才能はあるとは言えず、何事に置いても想像を絶する努力と経験を積み一流になっても怠らない。
道を踏み外していなければ主を敬い、家族や恋人を当たり前の様に大切にし、守るべき人々の剣であらんとし、かつ善意には誠意と尊敬を返す規範となる人物。反して許されざる悪に対して激しい怒りを燃やし、生かして捕らえる必要があること以外においては一切の容赦なく滅する。
まさしく理想的な英雄、鋼の如き精神性。それこそ"英雄譚の主人公"のように見えるが周りから見た彼の認識と彼自身の真実は致命的にズレている。
彼の英雄が如き行為の全ては、誰かに請われた訳ではなく徹頭徹尾「彼自身がやりたいことやった」だけの事である。
つまるところ、彼の「公平であり、正しさを踏みにじる悪を赦さない」という願望が、民衆が望む英雄像と一致したに過ぎない。
大衆や権威による悪意の中でも信念を貫く、才能を努力で超える、どんな生き地獄でも踏破する。人としてそうありたいものだが、それを全て当たり前のように出来る者はそうそういない。
だが彼は呼吸をするかの如く実践し、そして日常的に"覚醒"する。
仮に大切な存在を失う、または斬り捨てる事があったとしても涙一つ流せない。
彼の言う「誰かのために」の「誰か」の正体は大切な者や、民衆の総意、議会の決定等ではなく「自分が想定した不幸なはずの人々」である。
今の内戦が起こる悪が蔓延りやすい世界の需要とその「誰か」が一致してしまったことから、彼の本質に気づける存在が少なかった。
故に彼曰く、己は英雄などではなく"悪の敵"。正義の味方など程遠く、不条理と理不尽に怒り狂い、許されざる悪の全滅を願う者。
その為に最悪大切な者まで踏み越えてしまいかねない己こそを誰よりも絶望し、嫌悪し、激怒している。
しかしその激怒すら己の"覚醒"の起爆剤であり、いくら己の手で悪を壊しても、その結果治世を築いても、彼自身の救いは一切ない。
そんな彼にもようやくの救いがあり、自分と大切な"特定の誰かの為"に生きようとするイグニスや、知らずに救えなかった従妹のスノウ、戦いより誰かに手を差し伸べる優しい星であるクウガとミーティアと蜥蜴、そして何より"特定の誰かを愛する"ことを教えてくれたグランにより、自分自身の守りたい居場所と人々という"確かに実在する「何か」を愛して守りたい"という願いと"
余談だが、悪には相応の敵意を持つレイゴルトだが、その反面誠意は常識的な範疇であれば拒めない。例えば食事や飲み会に誘う等。
ちなみに酒の類は苦手(彼曰く、酩酊感が好きになれない)。しかし
【容姿】
金髪と翠色の瞳。ただし完全に力を解放した際には片目が紅く光る。
顔の中心にある大きな傷は、かつて帝国にて戦い、一度消息不明となった際に出来た傷。
揺るぎない覚悟と輝きを持った眼光、そして顔立ちを持つ
外での活動の際には仮面をしており、「ケラウノス」と名乗っている。
【武器、魔法】
〇七玄徳
王と竜族の大戦時に奇跡によって作られた数少ない宝具の一つ。魔力若しくは奇跡をそのまま付与し攻撃に転じる。破損しても武器自体は眠りにつき、一日をかけて修復する。
マキシアルティ代々伝わる、七つの刀で一つ宝具。切れ味、耐久性どちらも規格外になっている。
七つの刀それぞれに「勇気」「節制」「知恵」「愛」「正義」「希望」「信仰」という名前があり、それぞれ名を冠した心を強く持ち合わせていなければ刀を抜くことは叶わない。
七つ全ての刀を抜く事が出来る傑物はそう多くなく、それだけでレイゴルトの異常性を示している。
また、本来は刀に魔力か奇跡を付与するのが本来の使い方であり、「
〇
無属性。魔法というよりは、光の魔族マキシアルティ家の体質である。身体から人間からは有り得ない機能を発生させる総称であるため、飛行可能となる魔力の翼「煌翼」、欠損部位が怪物のような肉体として再生する「レイジング」、禁忌であり肉体のリミッター解除である「
・煌翼
自身の背中から魔力を使った光の翼を生成する。見た目通り飛行が可能となる。
・レイジングブリンガー
離反していた蜥蜴により右腕を喰われ欠損した際に生えた魔人の腕。黒く硬い皮膚に金色の光のラインが流れ、元の腕よりも硬く強い筋肉として生まれわかっている。
更に煌翼の応用として、魔人の腕に模した巨大な魔力の腕を生み出すことも出来る。
・
マキシアルティ家でも禁忌とされている、魔族の枷を外した際の更なるリミッター解除。思考能力の低下、負荷の無視による肉体の激痛や破損を代償に自身の限界を大幅に超越する言わば「暴走」する魔法なのだが、彼の場合常軌を逸した精神性により思考能力の低下や激痛を気合と根性で耐えている。
〇
それは、至高。
それは、最強。
それは、究極。
それ以外に、形容すべき言葉無し。
悪が恐るべき、"悪の敵"による絶滅光。(※厄介オタクにとってはご褒美です。)
七元徳のような魔力を光線として放つことが出来る道具を用いた英雄の代名詞。
"何が相手でも突き抜ける英雄"を象徴とした魔法であることに疑いなく、性能は単純に常軌を逸した魔力付与であり、そこから放たれる極太の魔力光線である。
魔力光線として射程距離、弾速、精度、出力は一級品。特に出力は負荷を無視し極めている為、当然身体には痛みが走るが当たり前のように行使している。
ここまでは宝具の製作者が想定した切り札だったのだが・・・。
〇
七元徳の六本で、一つ一つに最大の魔力を込めて放つ絶滅光。
つまり六本同時の
完全に製作者の想定を超えた行使であり、レイゴルトの切り札。
使用時には発狂の恐れがある程の激痛が身体を襲うが、これもまた気合いで耐えている。
その反面、流石に身体の方はついていけないのか使用後は一時的に行動不能になる。
〇
スノウがとある事情で幼児化し、ままごとで家役にされたレイゴルトがスノウの要望により放たれたバージョン。
まず動いてしかも魔力光線を放つ家ってなんだよ、というのは野暮である。
殺傷力皆無な程に出力を絞っている為、安心安全。反作用による使用者への負荷もないので安心して欲しい。
これを絶滅光と呼ぶのは烏滸がましいとは言ってはいけない、子供の唐突な発想と夢は壊すことなかれ。
【戦闘面の評価】
戦術面、戦略面、政略等、軍に触れる範囲においてそれぞれの専門の最上位には劣るものの、いずれにおいても優れている。
将としての器はもちろん、何事にも恐れず、誰よりも規範的な行動を取り、そして誰よりも前へと進むそのカリスマ性もあり、あの悲劇の裏切りが無ければ帝国軍の総統になっていたと言われる程の逸材。
個人の戦闘力においては近距離から遠距離まで隙がなく、他の追従を許さない鍛錬と戦闘経験と密度により一騎当千の結果を生み出す。
また、彼の精神性により負荷を前提とした魔法を使った際の激痛などの弱点が弱点として一切機能しない。
小規模な戦闘のみならず、戦術面にまで個人で大きな影響を残し、最悪の場合戦略面にまで影響する。彼の実力に対抗し真っ当に戦術で挑むのは通用する可能性があるが、精神面での揺さぶりで彼に対抗するのは全くの逆効果であり、自殺行為である。
個人の戦闘でも重力や転移等の絡め手は一時的には有効であるが、時間や経験を積み重ねていくたびにその絡め手も踏破してしまう(転移先を先読みする等)。
そして彼の戦闘力の評価において"覚醒"について忘れてはならない。
相手が同格または格上であること、窮地に陥ること、自他のどちらかに怒りなどの強い感情を抱くこと、それらいずれかに該当した瞬間英雄は覚醒する。例え瀕死だとしても、限界だとしても、当たり前のように"勝利"すべく立ち上がる。
RPGに例えるならばその時点での
更に、この補正については状況によってバラつきがあり、一切負けが許されない時や一度負けた相手へのリベンジ特に驚異になる。しかも一度経験したことを無駄にすることが殆ど無く、常に鍛錬をしているため
そのため、"以前は英雄の攻撃を防げた"、"以前は英雄にあの手が通じた"、"以前は英雄に勝てた"という実績があっても、以後それが通用する保証は一切ない。
故に命の奪い合いという前提で勝利する場合、「覚醒する暇を与えずに確実に戦闘不能、または殺害する」が有力であるが、英雄として名が売れた時点で一瞬で戦闘不能にすることが可能な存在は限られており、事実現在までに分かっている範囲で実践できたのは"背徳の紅"のみである。
恐ろしいことに、体質は一族の血統によるものだが、覚醒については彼自身の本質から来るものである。つまり遺伝子等での物理的な面のコピーやクローンではまず再現できたものではない。
更に現在では王の欠片である、白星の眷属であり不老不死となっている。また、その影響で将来的には"奇跡"を扱える可能性もある。
その要因によって何が影響するかと言えば、先述した「覚醒する暇を与えずに確実に戦闘不能、または殺害する」が通用しなくなる点である。
例えば、許されざる悪が命の奪い合いにて英雄を戦闘不能にしたとしても、罰を受けずに生きている限り永遠にリベンジされる可能性を背負い続けなければならないという事態が発生する。
まさに不条理や理不尽を押し付ける悪に対する因果応報の化身、"悪の敵"である。
但し、そんな英雄も弱点は存在している。
帝国では戦死した扱いで、偽名を用いて行動しているため、人目が付きやすい場や状況では参戦できない。
その為、彼が参戦できる状況は裏社会でのアジトや立ち入り禁止地区、群により状況を事前に整えた場のみである。
結論として、彼への確実な対策はそもそも彼と対峙する場や状況を生み出さないの一言に尽きるだろう。
【詠唱】
「創生せよ、天に示した極晃を────我らは煌めく流れ星」
「世界を覆う、負の連鎖。太古の秩序が暴虐ならば、その圧制を我らは認めず是正しよう。」
「勝利の光で天地を照らせ。清浄たる光と共に、新たな希望が訪れる」
「
遍く絶望を焼き尽くせ。」
「我が身を縛る鎖は最早なし、鋼の覇者は
「聖戦は此処にあり。さあ人々よ、照らした道を進むのだ。
約束された安寧を、この世界で叶えよう。」
「
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