彼女と付き合えなかった理由

第1話

３年前

僕「先輩 好きです 付き合ってください」

先輩「ごめん 気持ちは嬉しいけど付き合いないんだ」

僕「そうですか 分かりました」

先輩「ごめんね和久くん」

僕「大丈夫です」

３年後

和久　かんな先輩に振られてから３年が経った。３年経つのは早いなと感じた。

でも、かんな先輩が付き合ってくれなかった理由ってなんだろうか？

その時に聞いておけば良かったものを今さらこんな後悔をすることになるとは思わなかった。どうしてなのか？するとたまたま記事で見ていたら興味深い記事を見つけた。

記事内容

日本政府 ３年前に導入した生物転換手術者1000人と発表

和久　僕はちょっと調べてみることにした。

すると

和久

人間の体から他の生物へと手術で転換して、見た目は人間だけども、しばらくすると本物の生物になるという感じなんだ、しかもこれは選択制だけど、年齢や体によって体質があるから全員が同じ生物になれるとは限らないんだな。

つまり和久の見ていた記事を説明すると

生物転換手術は、日本政府が2017年に導入した、性別転換のように、人間の体からさまざまな生物の体質になれるという手術である、体質や年齢により制限はあり、またなれるものなれないものもあるのが事実だ。

和久 これは何ていうかちょっとリアルすぎて気持ち悪い、ただこれは1000人の人が受けたのか、俺は人間でいい。あっ電話だ。

和久「もしもしどうした？康太」

康太「おお、和久か実は話したいことがあって」

和久「何だ？」

康太「うちの大学で院生が一人生物転換手術を受けた人がいるらしくてかなり話題になってるんだよ」

和久「まじかよ、うちの大学で？みんなその手術して後悔ないのかね？」

康太「まあ、他人の人生だしな、俺たちには関係ないし、それだけ」

和久「なんか生々しくて嫌だわ」

康太「ごめんな、お詫びにドリンクおごるよ、いつものカフェでいい？」

和久「それくらいのお詫びは必要だろ」

康太「じゃああとでな」

僕は電話を切った。うちの大学で誰が手術したんだろう、僕は疑問に感じた。

康太と会うために、家をでた。

すると、見たことのある女性が人間味を感じない姿で僕の家の近くを歩いていた。

笑顔もなく、現実をこれから捨てさりたい感じの姿であった。

すたすたと僕は歩き見るとその女性はまるで生物のような姿であった。生物転換手術のあとしばらくすると本物の生物になっていくというあの記事を思い出した。

その女性の顔をちらっと見たら似ている先輩の顔にそっくりだった。

そうかんな先輩だ、彼女が付き合えなかった理由はこれが理由なのかと、３年前に生物転換手術をした後か決心する前か分からないが、もしこれが本当ならと思うとちょっと怖くなった。

答えが分からないまま僕は康太の元へと向かった。