「この勇者は現在使われておりません。」 セイリューブックス
おはきょむ! 毎日毎日あっついですね! 令和ちゃんは人類を黒焦げにしないと気が済まないのでしょうか。ちょっと雨降れば土砂降りですしね……暑いのでQ太郎のためにエアコンつけっぱで暮らしてるのですが、なぜわざわざ太陽の当たるところで寝ているのか。エアコンあんまり意味ないじゃん!!!!
気を取り直して架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「この勇者は現在使われておりません。」著・ふるかわかるふ イラスト・りあす セイリューブックス
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この勇者は現在使われておりません。あらすじ
魔王を倒し、王国を平和に導いた勇者マクシミリアンは、田舎に引っ込んでのんびり暮らしていた。そんな勇者のところに、王族の姫君ユディトが病気の転地療養のために送られてきて……?
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とにかく尊みがスゲェ! 尊みがスゲェ! 大事なことなので2回言いました。元勇者のマクシミリアンと病気の王孫ユディトの平和な日常を描いたお話でした。
マクシミリアンはかつて魔王を討伐し、王になんでも欲しいものを与える、と言われたのですが、マクシミリアンは孤児で支える家族もいなければ、お金の使い方もわからない、そして男女問わず恋愛対象には思えない体質でした。
なので田舎にある小さな屋敷だけを所望して、ニワトリや豚を飼いキャベツやジャガイモの世話をして暮らしているのですが、そこに王の孫で病気がちなユディトの面倒を見てほしい、と王から連絡があり、二つ返事で引き受けます。そこから物語が始まります。
ユディトは生まれつき体が弱くて、読書の好きな女の子なのですが、田舎でちょっとずつ体を動かすうちに次第に健康になっていきます。そしてユディトはマクシミリアンに軽く惚れてしまうのです!
マクシミリアンは王族に好かれると面倒なので「そうかあー。それよりピクニックにいこうよ」みたいにのらりくらりとかわすのですが、ユディトにはその意図が丸わかりで、最終的にユディトと向き合うことになったときが尊い、ひたすらに尊いのです。
もちろん元勇者なのでばっちりバトルシーンもあって、村にやってくるゴブリンやダイアウルフと戦うシーンはバッチバチの盛り上がりです。そして村に暮らすハーフリングやドワーフたちもみなキャラが立っていて楽しいです。
なにより主人公が元勇者なのでみんなに尊敬されてるんですわ、不快でない程度に。ある意味俺TUEEEモノなんですけど、あくまで「元勇者」なのがいい感じです。
いやあ面白かった。個人的にドワーフのヨーゼフさんが好きです。ヨーゼフさんの過去を見ると「ヒョエエ……」となること請け合いです。とにかく面白いから読んでくれ。マジでオススメです。
それではスクショタイムです!(ISBNとタイトル・著者名・レーベル名と表紙画像)
ではまた次回、きょむなら!
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