「シェアオフィス魔王城」しびれびれ文庫
おはきょむ! 最近の個人的ヒット商品は緑茶のレモンティーです。たまたまスーパーでみっけて、顆粒なんで水でも溶けるしハチミツの味がしてたいへんおいしいので毎日ゴクゴクしてます。
そんなこたぁどうだっていいんだ。きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「シェアオフィス魔王城」著・須藤叶 イラスト・えうー しびれびれ文庫
◇◇◇◇
シェアオフィス魔王城 あらすじ
魔王が倒されて10年。魔族たちは空き家となった魔王城の使い道を考えて、人間界で流行りのシェアオフィスにしよう、という結論に至る。
魔王不在の魔王城で繰り広げられる、人生(?)いろいろ、魔族もいろいろストーリー!
◇◇◇◇
須藤先生の最新作です! 須藤先生、地元のスーパーの正社員を辞めて東京の食品大手にちゃんと正社員として転職したそうで、人生設計があまりにも令和だ……と思っていたのですが、そんなバタバタの裏でこんなとんでもない本を作っていたとは……。
タイトルそのまんま、今は住む人のいない魔王城に、魔族のビジネスマンが集まってシェアオフィスとして快適に働く環境を求めるお話なんですけど、ビジネスマンが集まった結果魔王城内の食堂で激安豪華ランチが振る舞われたりサウナまでついてたりとシェアオフィス魔王城便利すぎやしないか。きょむも魔王城でリモワしたいです。
魔王城で仕事をする魔族たち、昔は魔王の配下で「四大魔神」とか「七賢魔」とか「八魔卿」とか呼ばれてた人たちで、いやそんな肩書きいっぱいある!? ってぐらい出てくるのが楽しいです。
魔族のみなさん、プリニウスの博物誌や山海経が元ネタなので説得力がたいへん強いです。莫大な読書に裏打ちされたカオスがたいへんよろしい。
そして魔族がシェアオフィスを始めたのをきっかけに、魔王がまた生まれたのではと人間界がざわついて勇者が送り込まれ……となってからの展開が素晴らしい。傑作ですよこれ。
個人的に「火山と同じ暖かさのストーブ」を開発している八魔卿の「火焔のグルス」さんが好きです。きょむ、地元で冬に「マグマ」って名前についてるカイロを売っているのを見たことがあって、それで寒がり魔族のグルスさんにたいへん共感しながら読んでました。いや魔族に共感するってなんだ。わけがわからないぞ。
とにかくヘンテコのオンパレードでとても楽しいお話でした。続きあるといいな……。
それではスクショタイムです!(ISBNとタイトル・著者名・レーベル名と表紙画像)
また次回、きょむなら!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます