年末飲酒放談 きょむの近況

 はい、おはきょむでございます。今年最後のスペシャル回です。

 今回は飲酒しつついろいろ喋ってみようと思います。楽しいかどうかはわからないですが。


 ずっと黙ってたんですけど、今年はついに「このステ」買わなかったんですよね。なんていうか架空ライトノベル業界の権威ある雑誌だし、買って当たり前みたいな感じなんですけど、なにか違うような気がずっとしていてですね……。

 というのも去年、「このステ」でランキングに食い込んでいた人気作品が、そういう人気のあるものだと証明されたにも関わらず打ち切りになっているのを観測してしまってですね。それに投票シーズンに作家さんたちがみんな必死だったのを見て、「これが権威っていうのは間違ってるんじゃないか?」と思ってしまいまして……。

 現実でいうところの直木賞のような、選考委員が選ぶ権威ある賞を、架空ラノベ業界にも作るべきだと思うんですよね。読者の投票だけでいい作品を決めようっていうのは無理なんじゃないかなあ、と思うわけです。

 まあ選考委員ってだれだという話ですが。架空ラノベの権威ある作家って言われても思い浮かばないんですよね。ましてや架空ラノベ評論家なんて聞いたことがないですし。ホンマでっかTVか。

 あ、きょむはやれと言われてもやりませんよ、いち読者でいたいので。いち読者、いち配信者でいたいというのがきょむの願いです。

 思えば中学時代「このステ」の創刊号を手に書店の架空ラノベコーナーをうろつく、などの楽しい思い出もたくさんあったんですけど、今年はなんとなく買えないまま今に至ります。なにより読むのに勇気が必要なんですよ、なんでかはわからないですが。

 それでも架空ラノベ系配信者を名乗るのか、と突っ込まれたら終わりなんですけど、とにかくこのステについてはランキングの趣旨がこちらの考えに合わないので、買わないでおこう……と思っております。

 というか架空ラノベの新人賞なんかでも「面白ければなんでもアリ」みたいなこと書いててもカテエラとか普通にありますからね。みんなよくこんな嘘を信じれるな……と思いますです。

 とにかく公正な、架空ラノベの既刊への賞を作るべきだと思うんですよ。読者の投票ではなく、本当に面白い作品を表彰してシェアする賞が必要だと思うわけです。

 あ、1人いるな、権威ある架空ラノベ作家。大井磯野先生だ。大井賞作りましょうよ。大井磯野先生だったら信頼と安心の大井磯野先生だ。

 もし権威ある真の意味での架空ラノベの賞ができたら、ノミネート作の読み比べとか受賞作の長尺のレビューとかやりたいです。そういう賞があれば認知されやすくなるんでしょうし。


 まあそんなこたぁどうだっていい。実家から送られてきたポン酒といぶりがっこチーズがあるので摂取してもいいですかね?


(いいよー! と盛り上がるチャット)


 それではさっそく……ぐびぐび……もぐもぐ……ぐびぐび……。

 ああおいしい……あ、きょむのリアル地元、夏の水害はわりとだいじょぶだったみたいです。ご心配おかけしましたです。

 このあいだリアル実家の家族とスマホのビデオチャットで話したんですけど、家の建物の老朽化が激しいから正月も来年の大型連休も帰ってくるなと言われました。トイレの床が傾いてるらしいです。修理したらやばい額になりそうだとリアル父が言ってました。つらい。


 実を言うとみなさまに相談したいことがありましてですね、きょむ、来年からリアル労働がちょっと忙しくなりそうなんですよ。もうすっかりお局様ポジションにいるわけなんですけど、大きい案件を任せたいとリアル上司に言われておりましてですね……このチャンネルも不定期更新にしないといけないかもです。そのあたりは追って報告します。


 ついでにもう一つ、リアル地元の友達でなんでも作っちゃうゆっこちゃんは結婚していま長野にいるんですけど、猟銃の免許と狩猟免許を取得して野山を駆け回ってるらしいです。今年は空気銃で鳥撃ちをやるって言ってました。いつかジビエをご馳走になりに行きたいなあなどと考えております。

 狩猟解禁っていうからモン●ンでも始めたのかなーって思ってたらガチのやつでした。ゆっこちゃんつよい。


 余談しすぎじゃん!!!! ぐびぐび!!!!


 とにかくそういうわけで、活動のペースはゆっくりになりそうなんですけど、それでも架空ラノベはしっかり読みたいと思っております!


 それから池波踏張朗先生が脚本を書いている劇団、「劇団パンの耳」の公演を観に行ってきました。きょむ、観劇ってあんまりしたことないんですけど、小さい劇場だったので客席と舞台がとても近くて、2時間夢中で観てました。すごく面白かったです。

 池波先生らしいメタ構造で第四の壁もどんどんぶち抜いてくるすごいお話でした。きょむ、演劇の詳しいことはよくわからないのですが、どういう稽古をすればこういう鬼気迫るお話が作れるのかなあと……。とにかくベラボーに面白くて、2回観に行きました。独身貴族なんでね!!

 もう公演は終わっちゃったんですけど、これからも「劇団パンの耳」を応援していこうと思っております。


 さて……Q太郎のことでも話しますかね……ぐびぐび……もぐもぐ……。


 Q太郎、でっかくなりました。すごくでっかくなりました。いま体重5キロあります。デブ猫とかじゃないですよ、ただただ巨大なのです。

 食欲がすごいしよく寝るしデブ猫なのかなって心配してて、爪切りをお願いしに動物病院に連れて行ったら「少し痩せてるね」って言われたんですよ。5キロあるんですよ?!

 巨大猫はロマンなのですくすくとでっかくなってくれることを期待しております。相変わらず白玉団子みたいな顔してて超かわいいです。毎晩布団に潜入してきます。かわいいです。

 もうシッターさんに来ていただく必要もなくなって、一人でお留守番できるようになりました。性根が穏やかだからか過激なイタズラはしないなあと思っていたらテレビを倒されて買い替えることになってしまいました……。

 顔が白玉団子のまま精悍になって、毎日「よっ男前!」とか言ってます。ビキニパンツとか穿いてたらおひねりねじ込みたいと思っております。


 子供のころから猫を飼いたかった人間としては大変楽しいです。アパートに帰ってくると猛ダッシュで出迎えにくるんですよ、かわいいが過ぎる。

 きょむ、書籍以外は基本あんまり物って持たないタイプの人間で、Q太郎がくるまでめちゃめちゃスッキリした家で暮らしてたんですが、Q太郎がきたら生活を猫に侵略されています。猫トイレは思いのほか砂が散らかるし、そこかしこ毛だらけですし、猫!!!! という感じです。


 うーんと。

 いろいろ脱線しましたが、とにかく面白い本が読める幸せを噛み締めて暮らしているのは変わらないです。

 いろんな考え方があっていいと思うんですよね、「このステ」を読んで楽しいなら買えばいいし。そこは否定しません。ランキング上位の作品は確実に面白いんでしょうしね。たくさんの人に刺さったからランキング上位にいるわけで。

 でもきょむはなんとなく考え方が違うんだよな、と思っておりまして、なので今年は買いませんでした。なにかもっとこう……架空ライトノベルの、有識者から見て面白い作品というのを並べてほしいなあと思うわけでして。読者の投票だと声のでかい作家、声のでかい編集者、声のでかいレーベルが勝って当然じゃないですか。それはどうかと思うんですよね。


 書店で触れる機会の少ないマイナーレーベルの本でもどんどん評価してくれる賞があったらいいなと思っていますし、きょむもそういう作品をどんどんスコップできたらな、と思います。

 あと架空一般文芸のレーベルでも架空ラノベの括りで読める本もスコップできたらいいなーって思ってます。


 そういうわけで、来年もよろしくお願いします!


 あ、年末感出しちゃいましたが安心してくれ、もういっぺん収録したのを配信して今年はおしまいです。それではきょむならです。

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