「職業として配信と執筆をする日々」 忠永社文庫
おはきょむ! 今年最後の配信となりました。いや一年あっという間だね?!
バーチャルの肉体は歳を取らなくていいなあと思います。最近酒が残るようになってしまって……。
それではきょうも架空ラノベ……でなく架空ライトエッセイを紹介していきたいと思います。きょうはこれです!
「職業として配信と執筆をする日々」著・紙原カク イラスト・みりんぼし 忠永社文庫
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職業として配信と執筆をする日々 概要
ライトエッセイストとバーチャル配信者の二足の草鞋を履いた著者の、渾身のエッセイ。バ美肉おじさん兼エッセイストの生活というのはどんなものなのか。日常のなかに潜む微笑みを描いた傑作!
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ついにカクちゃんの本が商業出版されてしまいました。すごょむ。
短いエッセイが何編か収録された、わりかし薄い文庫本です。みりんぼし先生の緩い表紙絵が可愛いです。
バ美肉おじさんになった経緯がとにかく笑えます。もともと勤めていた会社の広告のためだったんですね。でもその会社の経営が傾いて、カクちゃんはバーチャルの肉体とともにクビになっちゃったわけです。
第一話の「かわいいはおっさんが作っている」っていうのがひたすら面白くて。かわいいはおっさんが作っている、真理だ……と思いながら読みましたです。
友達のバーチャルに詳しい人に自分のパソコンでバーチャルの体を動かせないか聞いたときの「いやスペックが低すぎてお話にならない。お前なんでこんなショボいパソコン使ってんの?」って言われるくだりが最高でした。
カクちゃんの執筆活動の様子やエッセイが商業出版されるまでの話が面白いです。こんなふうになにかを書くのがどういうことなのか、と説明してくれる本ってなかなかないので……大変興味深く読みました。編集者さんについてもらって書く大変さとか、でもそれで出来上がるクオリティの高い原稿に満足する気持ちとかは、架空ラノベにも通じるのではないでしょうか。
架空ラノベ作家のみなさんが「わかりみが深い」と言って読んでいる本だったので、カクちゃんへの義理以前に読みたかった本です。バ美肉おじさんの日常も面白いですし、なにかを書くおじさんの日常もその裏側にあって、なるほど……と思いながら読んでおりました。
とにかくカクちゃん商業デビューおめでとう! 面白かったよ! またそのうちコラボ配信しましょう!
カクちゃん、最近は中学生時代やりたかったけどハードを持ってなかったというRPGのリマスター版のプレイ動画をよくUPしてて、きょむは興味深く観てるんですけど、戦闘中ミスったときの絶叫が大変可愛いのでみんな観ましょう。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それでは良いお年を! きょむなら!
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