「異世界のプリンセスに転生したと思ったらギャングのボスの娘だった」 セイリューブックス
おはきょむ! 10月がきた……あまりにも一年が早い。きょむは怖いよQ太郎……。
きょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「異世界のプリンセスに転生したと思ったらギャングのボスの娘だった」著・電気ケトル イラスト・しらうおぴちち セイリューブックス
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異世界のプリンセスに転生したと思ったらギャングのボスの娘だった あらすじ
わたしはとにかく幸せだった。おいしいご飯、きれいな服、贅沢な暮らし。しかしそれは父親の罪の上に立っていた――。
◇◇◇◇
超骨太異世界任侠小説でした。いやあ面白かったっす。
主人公のレイラは転生する前は相当つらい人生を送ってきたようで、自殺して目覚めたらふっかふかのお布団の中にいました。どうやら自分はプリンセスらしい、と、部屋に控えているメイドや家に出入りする身なりのいい人たちを見て思います。
何不自由ない暮らしをして、楽しく過ごしていたある日、父親が血まみれで帰ってきます。どうやら人を殺してきたようなのです……!
そこからは急転直下で、この大きな屋敷がたくさんの犠牲の上に成り立つギャングの根城だと判明し、王国の騎士団が壊滅を狙っており、巻き込まれたら自分も死刑であることがわかります。
詰みです。きれいな詰みです。しかしここからの逆転もものすごいのです!
そのあたりは読んでもらわないと伝わらないしネタバレもしたくないのでとりあえず黙るとして、なにがすごいってギャング周辺の描写のリアルさですよね……違法薬物を売りみかじめ料をとり恐喝し、逆らうものは撫で斬りにしていくという。
あと漁業権がないのに高級な貝を獲りまくるとか高級フルーツを集団で盗むとか街の貧しい若者たちを動員した現実でいう闇バイトとか、とにかくその近辺がやたらリアルで怖いです。
とにかくギャングどもが悪い。そしてレイラの高潔なことよ。終盤の展開は涙なしには読めないっすよ……。
きれいに完結しているうえに電気ケトル先生がツイッターをやっておらずセイリューブックス公式にも動きがないのでこれで完結なのかなあと思っております。面白かったからもっと続けてほしかった。光の悪役令嬢だと思ったので……光の悪役令嬢とは……。
最終的な着地点もとてもよくて、いいものを読んだの一言につきますね。面白かったです!
それではスクショタイムいってみよう!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
きょうもご視聴ありがきょむでした! また次回!!
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