「にゃぶるおーせぶん ねこのいのちはここのつある」 ぬべろんちょ文庫
おはきょむ! 東京の夏、慣れない……。ジメジメムシムシがやばいです。Q太郎はまだちっちゃいのでペットシッターさんをお願いして見てもらっているんですが、毎日お利口でなんだか逆に心配です。
それでは架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「にゃぶるおーせぶん ねこのいのちはここのつある」著・吹雪都丸 イラスト・光合岩昭 ぬべろんちょ文庫
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にゃぶるおーせぶん ねこのいのちはここのつある あらすじ
伝説のスパイ、にゃぶるおーせぶんことニャームス・ボンド。彼はきょうも、愛するねこねこネットワークを守るべく暗躍する!
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吹雪都丸先生の最新作です。「ニンジャ・キャッツ」は続刊が出るらしいのですが、新しいシリーズを持てるってすごいな……と思いました。
ニャームス・ボンドは茶トラに青い目の、ショーン・コネリー似の猫です。いやショーン・コネリー似の猫ってなんだ。そこは分かりませんがとにかく猫のスパイが組織であるねこねこネットワークを守るために体を張るお話です。
実際に猫を飼いながらこういうのを読むと、「渡世ねこタンタン」のときのスコ組の可哀想さとかをひしひしと感じます。ニャームス、「俺には命が九つあるニャ」が口癖で、危ない目に遭っても平気な顔をしてるんですよ。もう……もう……可哀想で。
あ、でも死なないので安心してください。とにかく楽しい痛快なお話ですので。
ニャームス、伝説のスパイにしてはあっさりとハニートラップに引っかかったりして、元ネタのスパイ映画みたいな展開になります。ちゃんとMとかQとかがいて、ボンドカーみたいなすごい車を乗り回したりもします。ニャームスすごい。
悪いやつは違法なキャットニップを売買する組織で、ねこねこネットワークはそれを取り締まるべく、きっかけを掴もうとニャームスを送りこみます。アクションがすごいんですよ、猫ってカーテン登ったりするんですけど、それを実に楽しそうにスパイアクションとして描いていて、読んでいて「猫だ……」となっています。
本作の悪役、キャットニップ商人のボスであるドン・キジトラーとのクライマックスバトルはとにかく手に汗握ることは間違いありません。ドン・キジトラーの背負う悲しい過去、泣きそうになります。
なんというか「すべての猫幸せになって……!!!!」と思うこと請け合いですし、ニャームスは本気で「すべての猫を幸せにする」ために戦っているのですよね。せつねえ……!
面白かったです、オススメです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回、きょむならです!
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