「スーパーじゃ満足できない体にされた」 メヂウムワークス文庫
おはきょむでございます。今年がもう半分残ってないという現実に焦っております。なんで、なんでみんな平気な顔してるの……?!
気を取り直して架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「スーパーじゃ満足できない体にされた」著・いらかなみ イラスト・にゃんだむ メヂウムワークス文庫
◇◇◇◇
スーパーじゃ満足できない体にされた あらすじ
彼女は田舎に暮らす、とてもふつうの中学生。食べ物も文房具も雑誌も、家から徒歩5分のスーパーで買える。それで満足していたのに、あいつはスーパーで買えない趣味を教えてきて……?
◇◇◇◇
ううーんわかりみー!!!! となるお話でした。その通りなんですよ、趣味さえなければ生活ってスーパーひとつあればだいたい成り立っちゃうんですよね。あとは街にしまむらかユニクロがあればふつうに生きていける、というのが田舎の基本なんだと思います。
あらすじの「あいつ」というのはクラスの男子です。中学校は田舎なのでスマホの持ちこみが禁止なんですけど、こっそり持ってきたスマホでアニメを見せてくれて、このアニメには原作のライトノベルがあるんだよ、と隣町の本屋に主人公を連れて行きます。そこで主人公は衝撃を受けるわけです。世の中にはこんなに知らないことがあったのか、と。
その本屋ではゲームも売られていて、主人公は試遊台で遊んでみます。初めて触るゲームというものにびっくりして、こんな楽しいことがあるんだ?! となります。そして「あいつ」は主人公を映画館に連行し、主人公は初めてシンプルに暴力的な娯楽映画を観ます。
楽しかった隣町での体験にクラクラしながら、電車で帰ってきて、主人公はいつものスーパーに夕飯を買い出しに行くのですが、小さいころからこれが買えるものの最大だと思っていたスーパーをショボく感じてしまって主人公はぞわっとします。もう買えるものの最大はスーパーじゃないんですよ。本屋やゲームや映画という「娯楽」を知ってしまったのです!
単純に言うと「あいつ」は共犯者を作りたかったんですよね。じれったいラブコメ、あ、これはとても健全なラブコメなんですけど、じれったいラブコメがとてもいいです。
主人公はまんまと共犯者にされたわけですが、中学までこういう楽しいことに興味すらなかったという人生はどこかいびつなものを感じてゾクゾクとします。
いやあ面白かった。こいつは傑作だ。続きに大変期待しております。あとがきの後ろに2巻の予告が出ていて、「ファッションビル編」とあるので、主人公がオシャレに目覚めるのかとワクワクしておりますです。
面白かったです、オススメです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回! きょむなら!
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