「異世界転移したら魔法が将棋だった。俺? 将棋アマ3段ですが?」 SA文庫
おはきょむ! もうすぐ6月ですね……東京の夏、ジメジメしすぎだと思うのはわたしだけでしょうか。寒いよりはマシなのかな……。マシだな……。
とにかく架空ラノベ紹介しますね、きょうはこれです!
「異世界転移したら魔法が将棋だった。俺? 将棋アマ3段ですが?」著・メカジキカジキ イラスト・にゅるる SA文庫
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異世界転移したら魔法が将棋だった。俺? 将棋アマ3段ですが? あらすじ
将棋アマ3段の若者、埴生総一郎は、ある日トラックにはねられ異世界に転移する。総一郎が目を覚ました異世界は、魔法が将棋と同じシステムだった。総一郎は魔王を倒す勇者に選ばれるが……?
◇◇◇◇
まず言おう、めちゃめちゃ笑った。めちゃめちゃ笑ったあとで冷静に「いやなんでいまのところで笑ってたんだ……?」と首を傾げた。とにかく読んでみないと面白さがうまく伝わらないタイプの架空ラノベで、じゃあなんで紹介したんじゃという話なのですが……。
このお話の世界では戦闘は9×9の盤上に立って行われ、魔法や剣の攻撃は将棋の駒と同じ動きになります。総一郎は将棋アマ3段という実力に相応しい戦いぶりで、序盤はすさまじい無双をするのです、が。
後半になるとアマ6段の敵や元奨励会、プロ棋士相当の強さの敵が現れます。いきなりピンチです。そして魔王は名人級の強さなのです!
いちど魔王にのされて、総一郎は鍛錬を積むべくエアイ山にこもって修行します。エアイ山は魔法の知性、つまり将棋AIが将棋の特訓をしてくれるところです。そして強くなり、また魔王に挑む! という展開になっております。
将棋の小ネタがいろいろ挟まっているのにひたすら笑いました。序盤の荒くれ者と戦うところでふんどしの桂……つまり桂馬で両取りをかけると荒くれ者がふんどし姿になっちゃうとか、「序盤中盤終盤隙がないよね」とか、魔王の正体が将棋星人だとか……。
巻末に続編の予告が載っていてですね、どうやら2巻は将棋星に乗り込むようです。大丈夫なのかな……。将棋による宇宙戦争とかスケールが大きすぎる……。
1巻でできた仲間たちと将棋星に乗り込むようなのですが、中世ヨーロッパ風の、いわゆるナーロッパ世界からいきなり宇宙なので、もうちょっとなにか間に挟んでもよかったんじゃ……ってなるんですけど、これ以外展開のしようがないんですよね。いやはや……。
とにかくみんな読んでほしい。面白かったです、オススメです!
恒例のスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回、きょむなら!
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