「姪っ子軍団にハイクオリティなお店屋さんごっこを求められた結果」 ダダダ文庫
おはきょむ! 5月ですね! 今年もだいぶ今年になってきました……いやなんだそれ。とにかく一年が一瞬すぎてつらいです。
気を取り直して架空ラノベ紹介します、きょうはこれです!
「姪っ子軍団にハイクオリティなお店屋さんごっこを求められた結果」著・ナカヤマコータ イラスト・むぎょぎょ ダダダ文庫
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姪っ子軍団にハイクオリティなお店屋さんごっこを求められた結果 あらすじ
俺には姪っ子が3人いる。3人とも幼稚園で「お店屋さんごっこ」を覚えてきた。子守りをする俺にもお店屋さんごっこを要求し、姪っ子軍団のお店屋さんごっこはどんどんエスカレートして?!
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はい、期待の新人、ナカヤマコータ先生のデビュー作です。ナカヤマ先生、ツイッターのプロフィールに「性癖は姪っ子です」とデカデカと書いていらして、ときどきイマジナリー姪っ子と遊ぶ様子をツイートされていて、その狂気ぶりに編集者さんが困惑する……というのを見た方も多いかと思います。
本作は、無職の主人公が姪っ子3人組にお店屋さんごっこを迫られるうちに、グリーンカレーのキッチンカーでボロ儲けしてしまうという、なんというか「そうはならんやろ」「いやなっとるやろがい」なお話です。
まずは姪っ子3人組が可愛いのです。アキラちゃんツカサちゃんシノブちゃんという渋い名前の5歳児の3人組です。3人は主人公の3人いる姉の娘で、まるで3つ子みたいに仲良しです。
そんな姪っ子3人組が、ある日「幼稚園でやったお店屋さんごっこがしたい」と言い出します。最初はおもちゃのお金でお菓子を売り買いする程度だったのですが、だんだんクオリティを上げようと頑張るうちに、お菓子が目玉焼きになり、目玉焼きがカレーになり、それがグリーンカレーになり、おもちゃのお金は10円玉に、100円玉に、千円札に……とスケールが大きくなって、気がついたときにはキッチンカーでグリーンカレーを売っていた……ということになります。しかもちゃんとオフィス街で商売して、利益が出るんだからすごい……。
姪っ子軍団と主人公の関係性もたまらなくいいですし、姉たちもキャラクターが立っていて笑いながら読めること請け合いです。
なにより無職の主人公が、働く喜びを見出す展開がすばらしいです。リアル後輩に読ませたい。
働く喜びに満ち溢れた、大変楽しい作品でした。ツイッターでナカヤマ先生がイマジナリー姪っ子に「続刊決定したよ!」と言っているので、これからにも期待が持てます。面白かったです、オススメです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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