「女子高生が征く! たのしい平家討伐」 ぬべろんちょ文庫
おはきょむ! 4月もだんだん残り少なくなってきたわけですが、地元の桜は今年やたら早かったと聞きました。いつもなら5月なのですが……とにかくいい季節ですね。
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「女子高生が征く! たのしい平家討伐」著・国境光秀 イラスト・曾代芥 ぬべろんちょ文庫
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女子高生が征く! たのしい平家討伐 あらすじ
あたし、源しずか! いまをときめく令和の女子高生! ある日目覚めるとそこは平安末期の関東地方で、なぜかあたしが平家討伐をすることになっちゃった! あたし、どうなっちゃうの〜?!
◇◇◇◇
きょむの最推し作家である国境光秀先生の最新作は、「大●洋のやったことを女子高生にやらせてアニメにするとウケる」の方向性をだいぶ間違えたやつです。盛大に褒めております。
しずかちゃん、ひたすらポジティブでいいです。「平家? それって悪い人たちなんですよね? それだったらやっつけましょうよ」とシンプルに挙兵しちゃいます。なおしずかちゃんは学校では「漢字の似たような名前が苦手」という理由で世界史を取っているようで、平家が何者でなんで悪いのかとかを全く考えないバーサーカーぶりを発揮します。
去年の大河が血みどろだったので覚悟して読んでいたのですけど、これはスカッとワクワクしながら読めるやつでした。血糊の量はすごいんですけど……。
これが1巻なのでとりあえずしずかちゃんはまだ鎌倉殿にはなっておらず「佐殿」と呼ばれております。ポニーテールにしてたからこの時代の人には男の子に見えたんですね。胸も絶望的な絶壁で、北条政子に「佐殿……まさかおなごなのですか?!」と言われてふたりだけの秘密にするという百合もあります。大変尊いです。
ほかの坂東武者のみなさんも楽しそうで大変よいのですが、しずかちゃんが鎌倉殿になったらバッタバッタ死んでいくと思うとつらみがすごいです。
あと義経。イラストもあったのですが、史実通りの岡村●史似でした。ぜんぜんイケメンじゃなかった……。
でもこれは歴史SFだとあとがきにあるので、去年の大河みたいな血みどろにはならないかもしれません。義経が壇ノ浦の戦いに向かうところで終わっていて、続きはやはりしずかちゃんが鎌倉殿になるのだと思うのですが、しずかちゃんはみんなのリーダーになったことを誇りに思っていて、みんなを守る覚悟のようです。
いやあ面白かったです。国境先生の歴史知識が火を噴くぜ! って感じでした。百合は新境地じゃないですかね。続きに激しく期待しております。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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