「魔女テツ!」 SA文庫
おはきょむ! もうすぐ2月ってマジですか?! 配信を減らしたら1ヶ月が一瞬過ぎてつらいです。
それではきょうも元気よく、架空ラノベを紹介していこうと思います! きょうはこれです!
「魔女テツ!」著・中林製薬 イラスト・富田林倫太郎 SA文庫
◇◇◇◇
魔女テツ! あらすじ
魔女が箒で引っ張ることで動く魔女鉄道。新入り魔女のメリダは、いきなり大陸縦断鉄道の仕事を任され?!
◇◇◇◇
とてもインパクトの強いお話でした。魔女が鉄道の動力っていう設定がすごい。そしてメリダをはじめとする魔女の皆さんがベラボーにかわいい。
魔女鉄道は「大陸」に張り巡らされた巨大な輸送システムで、人もモノも魔女の力なくしては運べません。馬より調整が効き蒸気機関より低コスト、という理由で魔女鉄道は使われています。その魔女鉄道の車両が動く様子の描写がすごくカッコいいし、働く魔女たちの様子もイキイキしていてとてもよいです。
主人公のメリダは本当に新人なんですけど、欠員の出ていた大陸縦断鉄道を任されます。その様子を描いた旅物語でもあります。箒にずっと乗っていて尻の皮がむけた、とか、休憩時間にご当地の見たことのない食べ物を食べてみる、だとか、そういうのがすごく楽しそうで。食べ物が本当に謎なんですよね、「カリリキのシーニ炒め」とか「アグフのゼリー寄せニーニ味」とか。
一方で先輩魔女たちの待遇改善を求めるストライキや、新しい技術で魔女がいらなくなるかもしれない……みたいなつらみのある現実も出てきて、うーん一筋縄じゃいかないな〜! の一言です。
特にメリダがストライキの意味をよく分かっていなくて、「きょう1日働かないのにお給料上げてもらうんですか?」みたいな質問をしてしまうあたり「メリダ〜〜〜〜!!!!」ってなります。メリダ、基本的にアホの子でかわいいんですよ。
魔法機関車が実用化されて、魔女たちがお払い箱になるって慌てるシーンとかもあって、結構ドキドキしながら読んだんですけど、着地点がすごくいいんですよね。魔法機関を扱えるのは魔法を扱える者だけですから。
とにかくお仕事モノとしてよくできています。面白かった〜。個人的にメリダの同期のサリナちゃんがすごく好きです。ニヒルでクールなんですよね。キャラクターの書き分けがすごくハッキリしていて、読みやすいなーと思いながら読んでました。
面白かったです、オススメです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回、きょむなら!
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