「ジェットミイラVSファイヤーシャーク」 ダダダ文庫

 おはきょむでございます。いまだにお屠蘇加減が抜けません。リアル仕事始まってるんですけどね……今年のお正月もぐうたらしたので、これから頑張っていく所存であります。


 それではきょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!


「ジェットミイラVSファイヤーシャーク」著・みゆき兜太 イラスト・かかとかゆのいすけ ダダダ文庫


 ◇◇◇◇

 ジェットミイラVSファイヤーシャーク あらすじ

 エジプトに謎の放射線が降り注ぎ、ミイラたちが復活。かつて王であったミイラたちは己の誇りのために、地中海から押し寄せる炎のサメと戦う!

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 はい、みゆき兜太先生の最新作は、ミイラとサメが戦う、なんというか……映画だったらキャッチコピーとして「結果だけ教えろ!」と書かれるやつみたいな話でした。


 かかとかゆいのすけ先生のイラストって初めて見るんですけど、すごく世界観にマッチしていてよかったです。ミイラのみなさんがわりとリアルというか、なんというかミイラ感がすごい。絶妙なカピカピ感です。


 お話はミイラとサメの戦争なんですけど、サメもただのサメじゃなくてメラメラ燃えてて火ぃ吐くんですよ。ぐわわーって。エジプトのミイラは油たっぷりでできているのでよく燃えるんですよ。「ラメセス2世がやられた!」「くそっ、ツタンカーメンもか!」みたいなのは本当に笑えて仕方がないです。あとミイラがめっちゃ空を飛びます。


 そしてミイラが動きだした理由の放射線は、エジプトだけでなくインカの生贄の少女や、日本の即身仏にも降り注ぎ、ミイラとサメの全面抗争が始まります。即身仏のみなさんが錫杖の殺陣を決めるのがめちゃめちゃカッコいいんですよ、お腹のなかネズミにかじられてるんですけど……。きょむは鉄門海上人ことテツきゅん推しです。


 っていうかインカの生贄の少女がヒロインってどういうことなんでしょうか。カピカピのフリーズドライですよ、でも美少女ってどういうことなんでしょうか。


 戦いの結末の意外な着地に「おお……!」となることうけあいです。これは聖書を読んでおくべきやつですね。きょむ、実家に連絡して物置から高校の前で配ってたギデオンの聖書を送ってもらったんですけど、「出エジプト記じゃん」ってなりました。


 それからサメの由来が大変興味深いです。ただのB級ホラーじゃなかった。みゆき兜太先生すごい。これは大傑作ですよ。


 いやあ新年一発目からたいへんよき本を読みました。面白かったです!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 それではまた次回、きょむなら!

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