「ゴリラとショベルどっちが強い いきもの重機ドリームデスマッチ」 ダダダ文庫
おはきょむ! だんだんうすら寒くなってきましたです。でも故郷から送られてきたきりたんぽセットがおいしくて、翌日ドベになったのを食べようとワクワクしてたら悪くなってました……こんなにうすら寒いのに……。
とにかくきょうも架空ラノベ紹介いたしますです、きょうはこれです!
「ゴリラとショベルどっちが強い いきもの重機ドリームデスマッチ」著・みゆき兜太 イラスト・あつし ダダダ文庫
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ゴリラとショベルどっちが強い いきもの重機ドリームデスマッチ あらすじ
終末戦争後の世界を支配したのは、ひとりのマッドサイエンティストだった。マッドサイエンティストは夢だった、重機といきもののどちらが強いかの実験に明け暮れる。果たして最強の重機、最強のいきものとは?! カオスバトルラノベ、ここに爆誕!
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「怪獣家族東京崩壊」のみゆき兜太先生の最新作は、まさかの「重機バーサスいきもの」でした。ホントにカオスで、わけがわからない導入から始まって、だんだん白熱してくる展開にただただ夢中になり、そして最後まで読んでしまうものすごい本です。
初戦のマウンテンゴリラvs油圧ショベルのあたりはなんというか「なんかよくわからないけど面白そうだな」って思うんですが、話が進むにつれ引き込まれていくお話の構成がすごいです。メガマウスvs水中バックホウのあたりでもう完全に止まらなくなります。最終章のティラノサウルスレックスvsバケットホイールエクスカベーターでは泣きながら読んでました。
いっけんするとただただ変な話なんですけど、物語がすごいんですよ。ティラノサウルスが恐竜時代から召喚されて思うこととか、バケットホイールエクスカベーターが意志をもつくだりとか……これはもはや人間の書いたものではないです。コミカライズやアニメ化と言わずハリウッドで劇場版作っちゃいましょうよと言いたくなるスケールの大きさです。
あとマッドサイエンティストがときどきポケットからひみつ道具的なものを取り出すんですけど、そのご都合主義すぎるひみつ道具に毎度すっごい笑わされます。さすがやで……。
ちなみに以前、わたくしきょむが千代江まどかちゃんとコラボ配信したときに言及した「バケットホイールエクスカベーターvsプテラノドン」の話もちらっと出てきます。プテラノドンではいささか小さいのでティラノサウルスレックスがバケットホイールエクスカベーターの相手になったっぽいんですが、いやそれにしたってバケットホイールエクスカベーターはデカすぎるでしょうよ。でもすごく面白い、夢中になって読める本でした!
お話から察するにどうやら単巻ものみたいなのですが、続きが読みたいです。ちゃんと完結しているのですが、もはや中毒みたいになって続きが存在することをひたすら願う本でした。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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