「レジで働く皇女さま!」 しびれびれ文庫

 おはきょむ! 十月ですね! ということはこのステが来月ということですか。今年はぜんぜん読めてないのでたぶん新しい発見が続々あるんだろうなあと遠い目をしてます。諸行無常……。


 十月も元気に架空ラノベ紹介していきます! 今回はこれです!


「レジで働く皇女さま!」著・長篠イクス イラスト・可成屋ちゅんた しびれびれ文庫


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 レジで働く皇女さま! あらすじ

 近未来の架空の国家・レイリア。その国の皇女ハナチルサトは、社会勉強の名目で、こっそり皇室の家族や侍従たちにバレないようにアルバイトを始める。アルバイト先に選んだのは、つぶれかけのスーパーマーケット・オネスティストアで?!

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 しびれびれ文庫から突如彗星のごとく現れた新人、長篠イクス! と、ツイッターで作家さんたちがめちゃめちゃ盛り上がっていたやつです。作家になると同じ編集者さんの作品をタダで送ってもらえるらしくて、それで発売前に読んだらしいです。その盛り上がりぶりが凄まじいのでうっかり買ってきて、「突如彗星のごとく現れた新人、マジだわ」となりましたです。


 レイリアの皇室は庶民からは隠されていて、国民は基本的に皇后や皇女の顔を知りません。なのでアルバイトができるわけです。名前だけは知られているので、ハナチルサトは「ハナ」と名乗ります。面接でいきなり「皇女様と同い年だからあやかってつけた名前かな?」と訊かれます。店長さん、めちゃめちゃ正直ないい人で思ったことなんでも言っちゃうんですよ。ハナはハナで性格が大人しいのでこれが普通だと思ってしまうのですが、オネスティストアは近くにできたスーパーノヴァというでっかいスーパーに押されてジリ貧になっています。


 オネスティストアを守りつつ、皇女であるという身分を隠しつつ、無礼で常識のないお客をかわしつつ、そして侍従にバレないように頑張りつつ……という、達成するべきミッション多すぎない?! この子まだ十六歳だよ?! という展開が続きます。しかもそのうえ近くの高校の男子生徒のドミノくんと恋におちてしまったりするんですよ! まさに身分違いの恋!


 でもなんだかんだ楽しそうに働くハナ、幸せそうでいいです。初めてお給料をもらって「えっ……これだけ……? 平民のひとたちはこういうお給料で働いてるの……?」と思いつつ、始めて自分のお金でほしいものを買う様子はとても楽しそうでニコニコしちゃいます。


 終盤の展開はまさに怒涛でした。スーパーノヴァとオネスティストアの戦いが熱い。バトルものを読んでるかと錯覚するような安売り合戦……スーパーノヴァの闇がこれまた深くて「地獄~~~~!!!!」ってなります。


 ラストのカタルシスのすさまじさ、まさに最高でした。オススメです、面白かったです!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 また次回、きょむなら!

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