「上京従姉の乳がすごくて受験がやばい」 SA文庫
おはきょむ! 九月もなかなか深まって参りました。でもまだあっついです。そう言いつつももうじきストーブの出番なのかな、とか思ってつらいです。寒いのも嫌なんじゃ~。
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「上京従姉の乳がすごくて受験がやばい」著・みやもと イラスト・ねね SA文庫
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上京従姉の乳がすごくて受験がやばい あらすじ
東京の普通の高校生、光太郎の家に、従姉のあいが大学合格でやってきて、一緒に暮らすことになる。最初はあか抜けなくて野暮ったいあいだが、だんだんとおしゃれになるにつれ、ものすごい巨乳美人だと判明し……?!
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都会って人を変えるよね……というお話でした。このお話のヒロイン、あいちゃんは、上京当初はしまむらの服を着て髪を適当にくくっただけ、といういかにも田舎の女の子で、ガチの福島弁で話します。あ、ちなみに字幕がわりのルビがあるのでご心配なく。
主人公の光太郎は子どものころよく父の実家であいちゃんに遊んでもらっていて、一個違いなので「あいちゃん」「こうくん」と呼び合う関係だったのですが、しかしいざ一緒に暮らすとなったとき、あいちゃんのバストがでっかいことに気づきます。ぞんざいなTシャツを着てだらけていてもわかる感じです。そして、あいちゃんは大学の友達に影響されてメイクをしたりかわいい服を着たりするようになって、光太郎は完全にあいちゃんに惚れちゃうんですよ。いとこ同士、というのがギリ合法ラインで憎いなこのッ! となりました。
そしてちょっと色っぽいシーンで発される福島言葉がえっろいのです。いわゆる方言女子ですね。福島というのが微妙なラインで大変よろしいと思います。関東の言葉に近い東北の言葉なので、違和感なくえっちというか……著者を調べてみたら福島の人ではなかったので、どんだけ言葉をリサーチして書いたのか非常に気になるところです。福島の人が読んだら違和感あったりするのかな。とにかくヒロインの魅力にこだわっている印象でした。
で、そんなあいちゃんに振り回されて、光太郎の勉強はどんどんグズグズになっていきます。おいそれ受験やばいんじゃないか……という。でも光太郎は誘惑を断ち切るべく学校で居残りしたり図書館で勉強したりしてやばい受験をなんとかしようと踏ん張ります。
このせめぎ合いがなんともいえず面白い。あいちゃんは頭がいいらしくけっこういい大学に進学していて、わかんないなら教えよっか? って提案したりするんですけど、そこの地の文でめちゃめちゃ笑いました。光太郎はいい子なので断りたいけど断れない……! になっちゃうんですよね。あとイラストの挟まるタイミングがなかなかいい。ふたりで浴衣で隅田川花火大会に行ってクラスメイトに遭遇するくだりの挿絵が最高でした。面白かったです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回! きょむなら!(2022/9/27)
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