千代江まどかの架空コミケ戦利品報告 ゲスト・空架虚無
おはきょむでございます。今回はですね、またしてもお客さんとしてお呼ばれした、千代江まどかちゃんのツイキャスの録音から切り抜きをUPするお許しをいただいたので、それをUPしようと思います。まあ音声だけなんですけど……まどかちゃん、YouTubeを追い出されても熱心に活動するすげえ子だな……と思っています。ツイッターにも固定のファンいっぱいいますしね。
今回は先月開催された架空コミケで頒布された同人誌の話なんですけど、まあ面白いんでとにかく聞いてくださればと思います。それではどうぞ。
◇◇◇◇
「今回のコミケで一番の戦利品だった本の話をしようとおもいます」
「戦利品ですか。確かに同人誌って採算度外視の装丁の本ときどきありますもんね」
「そうなんですよ! 美しい装丁の本が山のように売られているすさまじき世界ですよ。で、今回の一番の戦利品はなんといっても曾代芥先生の新刊イラスト本です!」
「ああ、曾代芥先生が新刊を出されたという話は聞いておりました。でも曾代芥先生のスペースが会場の外まで続く大行列だったと聞いて通販を待ってたんですけど、通販も瞬殺だったんですよね……」
「安心してください、受注もあります!」
「むきょっ?! マジですか?! いつ?! どこで?!」
「まあそれはググれば出てくるので。というわけでですね、曾代芥先生の新刊の話を軸に、今回のコミケの戦利品の話が出来たらなあと思います」
「分かりました。じゃあ……曾代芥先生の新刊、なにがすごかったですか?」
「この本はですね、ここ数年分の架空ラノベのお仕事をまとめた本なんですけど」
「ということはヨシハルくんが?!?! ヨシハルくんがいるんです?!?!」
「そうです。だからこの配信できょむちゃんに来てもらったんですよ。キャラクターデザインの出来上がっていく様を描写したすんごい本なわけです」
「ほほう……ではデザインがハッキリするまえの、ヨシハルくんの原型が載っているわけですか」
「そういうことになります。ほら」
(パソコンのカメラをいじる音)
「むきょ?!?! 美少年! 美少年だ!!!! ヨシハルくんラフスケッチの段階でめちゃめちゃ美少年!!!!」
「曾代芥先生の真骨頂は、やっぱり美少年だと思うわけです。美少女のイラストもたくさん手掛けてらっしゃるんですけど、この本の一番の見どころは美少年だと思います」
「ほええ……すげえもんを見てしまった……受注生産、調べてみます……」
「で、この本装丁もすっごいんですよ。コンセプトである『魔導書』を活かしながら、シンプルにスッキリとまとめられていて、でもめちゃめちゃお金をかけたのは間違いないです」
「なんかよさそうな紙ですもんね……表紙は箔押しですか」
「はい。キラキラしてすっごくきれいですよ。手元に置いておく価値のある本です。転売屋もメ●カリとかヤ●オクにわいてるらしいんですけど、相当高騰しているそうです。おめーらが買ったせいで現地で買えなかった人の気持ち分かるの?! とキレたいです」
「なるほど……滅びよ転売屋」
「滅びよ転売屋。受注もあるのでぜったい転売を買っちゃだめですよ!」
「わかりました。ほかにはなにか戦利品はありましたか?」
「架空Vの島を回って、架空Vの同人誌をドッサリ買ってきました。梨野ひめちゃんとか紙原カクちゃんとか、それこそきょむちゃんとかわたくしとか。結構賑わってましたよ、架空V」
「ほえー……わたしの薄い本、出てたんですね……」
「わりとワチャワチャ楽しく遊んでる全年齢向けの本が多かったです。あずみN先生のサークルだときょむちゃんアンソロ既刊とかもありました」
「ああ、あのきょむ得なアンソロ……」
「装丁がきれいでしたね、きょむちゃんアンソロ。あとあずみN先生のスペースだと『深夜テンションのコンビニ印刷で作ったコピー本』というのが一冊百円で頒布されておりまして」
「深夜テンションのコンビニ印刷で作ったコピー本って、そんなコミケあるあるみたいな」
「それがすごい良かったんです。すごい良かったんです。大事なことなので2回言いました」
「そんなに良かったんですか」
「はい。まるで中学生が作ったような、ページ立てすらやってなくて真ん中で折って端をふつうのホチキスで止めた本なんですけど、その素朴な装丁に対して内容の凄まじさが素晴らしい」
「そんな凄まじいんですか」
「そうです。架空の架空Vが殺人配信をするって話なんですけど、その内容の耽美で凄惨な世界、まさにコミケでしか摂取できない栄養でした」
「ウワァ気になる……! コピー本ってことは再頒布はないんでしょうか……」
「あれはまさに傑作だったので場合によってはなにかに再録されるかもしれませんね。とにかくあれはあずみN先生の真骨頂という感じでした」
「コミケ、行けばよかった……喉カラッカラで起きたらもう11時過ぎてたんですよね」
「あとこんなのもありまして」
(パソコンのカメラをいじる音)
「ぎゃっ、マジできょむをオモチャにしてる18禁同人誌じゃないですか!」
「きょむちゃんずっと読みたがってたので買ってきました。面白かったですよ」
「あの、ざっくりあらすじを教えていただけますでしょうか」
「えーと。きょむちゃんが間違えて表紙が美少女イラストの官能小説を買ってしまって、それを読んでいるうちに興奮してきて、偶然アパートのベランダに入ってきた下着泥棒と……」
「ストップ! ストップょむ! 本当にオモチャにされてるじゃないですか!」
「ヤマなしオチなし意味なしって男女のエロ本でもできるんだなあと思いましたね」
「うんまあそうだ……まさかこんな形で自分のエロ本の存在を知ることができるとは」
「で、これのあとがきに、『きょむちゃん! きょむちゃんがオモチャにされるエロ本描いたよ! 読んでね!』って書いてあったので、友達の分としてもう一冊買ってきました。あとできょむちゃんのおうちに送っておきます」
「マジかぁ……」
「あとこの本の著者さん、この本を国会図書館に寄贈してきたらしいです」
「まさかきょむ凌辱本が永久保存されることになるとは思わなかったです」
◇◇◇◇
というわけでですね、まどかちゃんがバッチシレターパックでエロ本を送ってくださいました。読んでみたら解釈が深ょむでした。ありがとうエロ本描いてくれたひと! しかもめちゃめちゃ絵がうまい!
タイトルがずばり「りょ、凌辱ょむ!」だったのがシビレましたね。きょむの配信をしっかり観ておられる……。
きょむ、事務所所属とかでないのでガイドラインみたいなのを用意していなかったので、こういうえっちな本が出たのかなあと思いますです。ニッチ産業も悪くないです。
あと曾代芥先生の新刊、無事に受注生産に申し込んで手に入れました。いやあ素晴らしい。ヨシハルくんだけでなく「暴れん坊若様」の純愛くんもバッチリ載ってて推しが大渋滞してました。ライトノベルを作るうえで欠かせないのがイラストだと思うんですけど、そのデザインができていく様がしっかり分かります。曾代芥先生の絵、やっぱり大好きです。
冬コミは行けたら行きたいなあって思うんですけど、きょむは基本的にお休みの日は寝てるひとなので行けるかどうかはちょっと分かりません。というかコミケのすさまじい人だらけの中で無事に買い物できると思えないんですよね。田舎者なので……。
いつか公式グッズとか出せたらいいなって思うんですが、きょむはただの架空ラノベを紹介する人なので、公式もくそもないわけです。あなたが公式! みんなが公式! って感じですね。俺もお前も公式だ! という。
というわけで、引き続きエロ本作った人いたら先生怒らないので教えてください。
それではまた次回、きょむなら!
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