「三つ目の女の子が俺を見つめてくる」 SA文庫
おはきょむ! 六月の東京、何年経っても慣れないジメっと感ありますね……風呂場にキノコ生えないように気をつけよう。
それではきょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「三つ目の女の子が俺を見つめてくる」著・井川てるる イラスト・曾代芥 SA文庫
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三つ目の女の子が俺を見つめてくる あらすじ
人間や動物と、この世ならざるものの共生する都市、エニシシティ。そこにしばし逗留することになった少年・竹千代は、クラスメイトで三つ目人の末裔、歯尾と親しくなる。歯尾はすさまじい秘密をかかえた三つ目人のプリンセスで、竹千代と歯尾はひょんなことから徳川埋蔵金を探すことになるが……?
◇◇◇◇
ソフトでラブコメ要素とお色気強めな手塚●虫作品、というのが第一印象でした。
徳川埋蔵金を探そうというのが最初の目的なのですが、それが三つ目人の古代の遺物にかかわってくる展開は本当にシビれますね。徳川家の有力な家臣が三つ目人だった! みたいなノリ、なんとも月刊●ーの香りがします。
歯尾ちゃんがとにかくかわいいのです、サードアイは収納可能でふだんはふつうの女の子なんですけど、サードアイを開いて覚醒状態になったときとのギャップがすごい。歯尾ちゃん推せる。フルネームは眉見歯尾といいます。歯尾、下の名前なんですよね……。
お色気要素もしっかりしていて、歯尾ちゃんだけじゃなく冒険家のジョーンちゃんとかヴァンパイアの泉ちゃんとか、個性的なヒロインが次々登場して竹千代くんの貞操を狙ってきます。竹千代くんは諸事情あって学校の近くにある超高級ホテルのスイートルームで暮らしているのですが、そこのキングサイズのベッドにヒロインズとお昼寝するの図、あまりにもセクシー。
そもそも竹千代くんが美少年すぎるんですよ。これは反則だ。竹千代くんをハニートラップにかけて徳川埋蔵金のありかを吐かせようとする謎のお姉さん・優子さんも、最終的にハニートラップにかけるより竹千代くんを落とすほうに夢中になっちゃうんだから罪深い。
あと竹千代くんの叔父さんの輝千代さんが面白いです。朝ドラでいうところのトンチキおじさん枠だなあと思って読んでました。竹千代くんのお家は「松平」という姓なのですが、まさに徳川家康じゃん竹千代くんと思ってました。輝千代おじさんは松平家の居心地の悪さに家を飛び出したひとで、竹千代くんに徳川埋蔵金の発掘を手伝う代わりにちょっと融通してヨ、と言ってくる迷惑なおじさんですが、いろいろ秘密兵器を開発しているのは見ていて面白いです。
とにかく歴史とオカルトとお色気を組み合わせてこんなすごい本が出るのか、とびっくりしました。面白かったです、オススメです!
それでは恒例のスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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