「帝国の犬」 しびれびれ文庫
おはきょむ! すっかり初夏の陽気ですね。外出するときのマスクがしんどいです。ついこの間まで冬だった気がするんですが。
それではきょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「帝国の犬」著・坂口やすき イラスト・POM しびれびれ文庫
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帝国の犬 あらすじ
世界中に支配権を広げつつあるハウド帝国軍に、とんでもないお荷物部隊があった。第11軍用犬部隊と呼ばれる彼らは、まいにち軍用犬に訓練を施すだけの存在であった。将軍は第11軍用犬部隊を潰そうとするが、そんななかハウド帝国の機密事項書類の持ち出し事件が起こり……?
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坂口やすき先生の新刊、予告どおりやっぱり犬でした。これは吹雪都丸先生の猫に対抗しているんでしょうか。以前話しておられたようにサンダル文庫の「わたしの犬はお座りができない」も続いているようですが、いきなり別のレーベルから新刊が出るとドキッとします。
主人公のロウジは相棒の犬であるペスと、機密事項書類持ち出し事件の捜査にあたることになります。ここで第11軍用犬部隊が成果を挙げないと、第11軍用犬部隊は潰されちゃうわけです。そうなるとペスのいられる場所がなくなるのでロウジはペスのために頑張るわけです。
このペスって犬がなかなか癖強めの犬でして、放っておくとゴミ箱を漁ったりよそのメス犬を追いかけ回したりする悪い子なのですが、仕事となるとすっごい真面目なんですよ。いや人間と働く犬は人間に褒められて楽しいから働いているということも書いてあるのですが、人が、いや犬が変わったみたいに真面目に働くペス、かわいいです。
最初は機密事項書類の持ち出し事件だったのが、どんどんすごい問題になって展開していく圧巻のストーリーもすばらしいです。スケールが大きい! 少なくとも犬が解決できるとは思いづらい! っていうスケールの大きさ。しかもそれを犬が解決するんですよ。すごい。
帝国の犬というタイトルが大変いいところに着地するのもすばらしいです。そうだよね、帝国の犬だ……。着地点がいいだけに不穏な印象が強いのもすごいです。続刊が楽しみすぎて悲鳴出そうでした。
あとPOM先生のイラストがめっちゃオシャレなんですよ! なんか映画ポスターみたいな表紙も素敵ですし、カラー口絵もとてもきれいですし、挿絵もなんというか、オシャレなエッセイの挿絵みたいな絵です。もともと犬の漫画を描いておられる方だそうですが、見ればセンスのよさにぶっ飛びますから。すっごいオシャレ。
全体的にオシャレな雰囲気でした。面白かったです、オススメです! 続刊に期待!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回! きょむなら!
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