「騎士団社食~弊騎士団はホワイトです!~」 SA文庫
おはきょむ! 一月もだいぶ過ぎちゃったんですねえ。月二回に配信頻度を減らしたわけですが、おかげさまで読書がはかどって動画作りたくなるというマッチポンプをしてます。なんでじゃ。
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「騎士団社食~弊騎士団はホワイトです!~」著・国藤内生 イラスト・ぐべ SA文庫
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騎士団社食~弊騎士団はホワイトです!~ あらすじ
城壁の街アレゴは別名を誇り高き街アレゴと呼ばれている。アレゴの騎士団は結束が固く、真面目に勤める誇り高い組織である。……というのはタテマエで、実はみんな騎士団を辞めたがっていた。騎士団長は福利厚生を充実させようと、社員食堂ならぬ団員食堂を作るが……?
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ひたすら笑えるお仕事モノでした。なんだこれ、傑作ですか。
騎士団長のサーク卿が始めた社食に集まってくる騎士団員のみなさんのグチのたれっぷりがすごいです。というか全編グチです。それが不愉快じゃないんだからすごい。むしろ面白いんだからすごい。
ぜんぜんホワイトじゃない勤務実態や薄給ぶりがすさまじい騎士団なのですが、それでも騎士団に入る若者たちの理由は「街を守りたい」なんですよ。採用試験の担当面接官に抜擢された女騎士が、若者たちを見て、「だめだ、この子らを不幸にできない」ってなるくだりがすごいです。
これはツイッターで流れてきた話なんですけど、就活で得られることって労働する権利じゃないですか。それってわざわざ苦しむ理由を作ることじゃないですか。それでも人間は労働を辞められないんですよ。なんてリアルな人のサガだ……!
異世界の騎士団の社食なのでアルコールも提供されていて、中間管理職の騎士がぐでんぐでんに酔いつぶれて泣いてるくだり、妙にリアルで笑いました。社食のおばちゃんが新人騎士の顔を覚えて大盛りにしてくれるくだりが面白いです。若い人はたくさん食べればいいのだ。
そして騎士たちがグチグチ言いつつも、街にモンスターが侵略してきたのと戦う様子は迫力がすごいです。なんだかんだみんな住んでいる街が好きなんですね。
そしてみんな騎士であることを心の片隅で誇りに思ってるんですよね。素敵だなあと思います。
個人的に女騎士がオークにさらわれるシーンのテンプレくっころぶりが好きでした。やっぱ女騎士がキャラクターならやりたくなるんでしょうか。ちなみにオークはチャーシューにしてどんぶりものになってました。面白かったです、オススメです!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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