「ツイッターにしか友達がいない!」 メヂウムワークス文庫
おはきょむ! 今年もなにやら押し迫ってまいりましたねえ……ホットサンドメーカーでソーセージとチーズ焼いてそれを肴に黒ビール飲むのにハマってるんですけど、これ、電気式のホットサンドメーカーだったらこたつから出ないで済むんじゃね? ということに気づいてしまいました。自堕落!
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「ツイッターにしか友達がいない!」著・あずみN イラスト・ごき メヂウムワークス文庫
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ツイッターにしか友達がいない! あらすじ
病気で高校を中退し、病人をやっている間に中学時代の友達は次々結婚、キャリアアップなどでフェイスブックから離れていき、リアルで友達と呼べる人がいなくなってしまった「僕」。「僕」はツイッターのフォロワーと楽しくやっているが、果たしてそれは友達と言えるのか?
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ううーん現代! って味の作品でした。あずみN先生の最新作です。
「僕」の周りには楽しい仲間がいっぱいいます。小説投稿サイトで上位をぶっちぎる天才「めいた」さん、ドールと朝ドラを偏愛するお姉さん「田嶋脱兎」さん、いつもゲームのスクショをUPしてくる「寿司喰いゾンビ」さん、そのほかにもいろいろ楽しい仲間がいます。
でも「僕」が求めているのは、実際に会って話をして、一緒にお昼ご飯を食べる友達なのです。「僕」はどうやら精神に問題をきたして数年間病人をしていたようで、フェイスブックで同級生たちが楽しく遊んでいるのをうらやましく思っていて、病気が治ったら仲間に入れてもらおう、と考えていたわけですね。
しかし病気がよくなったとき、すでにフェイスブックは仕事の自慢話や子供の画像をUPするSNSになっていて、いっしょにランチを食べて遊んでくれる人なんていなくなってるわけです。それが現実なのです。
なので現実から目をそらしてツイッターを観るわけですが、寿司喰いゾンビさんのやっているゲームを買ってマルチプレイをしても、腕前が違いすぎてなんだか接待される感じになってしまって、申し訳なくて誘えなくなってしまいます。田嶋脱兎さんのツイートで興味を持って新しく始まった朝ドラを見始めたらそれが盛大なハズレ作品だったり、めいたさんの小説を読んで「このひとの才能はここにとどまっていてはいけない」と思ってそのあと自分がなにもしていないことに落ち込んだりします。せつないです。
友達ってなんなんだろう、って考えさせられる深い作品でした。あずみN先生は本当にヒューマンドラマが上手い……。ラストの爽快な展開もまたよきでした。面白かったです、オススメです。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
また次回、きょむなら!
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