「暴れん坊若様」 ぬべろんちょ文庫

 おはきょむ! 冬キャンプやってるひとの動画を観て、きょむもなんとなくホットサンドメーカーを買ったんですけど、これ罪の味の製造に最適ですね……。家から出ないでひたすらホットサンドメーカーで大正解優勝してます。でも冬にキャンプするというのは雪に潰されるイメージしかないので怖くてできないです……。


 それではきょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!


「暴れん坊若様」著・国境光秀 イラスト・曾代芥 ぬべろんちょ文庫


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 暴れん坊若様 あらすじ

 とある辺境の大名家の嫡男・純愛(すみちか)は、狭い江戸の上屋敷に閉じ込められる生活に飽き飽きしていた。ある日ひょんなことから屋敷を出ると、そこには面白いことが広がっており、純愛は貧乏旗本の三男坊純之介を名乗って、江戸の人々のために活躍する!

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 はい、国境光秀先生の最新作です。ツイッター見てたら「未来少年ヨシハル」がおそらく続かないと国境先生がツイートしていて、がっくりと落ち込んでいたわけですが、また新たな推しができました。純愛くんです!


 純愛くんは江戸に人質として育ったわけですが、大名家の子息や夫人が人質として江戸にいるという設定は、よくよく考えたら「貴族の子弟を王都の魔法学校に集める」って設定に似ていることをうまいこと利用しているなあと思います。なんていうか、いわゆるチートものっぽいんですよ。剣術がうまくて顔がよくて、ちょっとスレた性格で。でもちゃんと欠点も設定されていて、ヒーローものの王道を行く展開です。


 江戸で出会う街の人々もよくてですね、江戸いちばんの美少女で浮世絵師が描きに来る大店の娘のおとよちゃんとか、おとよちゃんに振り回される大工見習いの清吉さんとか。


 この三人でいろいろな江戸っぽい事件を解決していくのが見どころです。労咳を患った遊女のお沙世さんを助けたり、悪代官とわいろでズブズブの越後屋をやっつけたり、田舎から悪代官のところに女中奉公してきたお安ちゃんを助けたり、ノリは完全に娯楽時代劇です。


 あと純愛くん、許嫁の鶴姫ちゃんと引き合わされたとき、思わず街の話をしそうになってこらえるのですが、それだけで純愛くんはおとよちゃんにホの字ってわかるんですよね。うう、身分違いの恋。


 歴史の上で西暦何年、みたいな設定のされていないお話なので、いままでのガチ歴史ラノベの国境先生作品とは雰囲気が違うんですよね。撮影所のひとのいう「時代劇時代」ってやつなんでしょうか。とにかくめちゃめちゃ面白かったので続きが楽しみです。いずれ隕石を成敗したりするんでしょうか。期待しかない。


それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


ご視聴ありがとうございました! また次回!

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