「もてにっき」 ダダダ文庫

 おはきょむ! 五月がおわりきょむしてしまう! やだなあ東京の六月……。一か月があっという間で、きょむも年取ったなあって思います。悲しいです。


 気を取り直して架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!


「もてにっき」著・織田万里雄 イラスト・いー ダダダ文庫


 ◇◇◇◇

 もてにっき あらすじ

 素直なことしか取り柄のない高校生・直央。小さいころに読んだ「はれときどきぶた」に影響されて、未来のモテモテになった自分の日記を書いてみることにする。すると、直央の周りにだんだんと変化が起きていく!

 ◇◇◇◇


 直央くん、本当に素直だな?! と思ってしまう内容でした。


 直央くんは勉強も運動も苦手で、学校ではどちらかというといじめられっ子に近いのですが、その現状を打破したい、と常々考えています。それは中学のころに読んだライトノベルで、高校生がラブコメをしているのを「いいなあ」と思ったのがきっかけでして、とにかく読んだ本に影響されがちなのです。


 で、現状を打破しようと考えて思いついたのが、子供のころ読んだ「はれときどきぶた」です。未来の日記を書いてみよう。そう思って直央くんは未来の、モテモテになって勉強も運動も得意で友達がたくさんいる自分を主人公にした日記を書き始めます。


 これ、最初公式のあらすじを見たかぎりでは、単純にチート的なやつかなと思ったのですが、意識を変えて目標をかかげることで成功する、というビジネス本みたいな展開でびっくりしました。日記のなかの自分みたいになりたくて、勉強の成績を上げたいとコツコツ勉強し、スポーツもできるようになりたいと走り方を調べて正しいフォームで毎日たくさん走り……というのが描かれます。


 とにかく直央くんが前向きなんですよ。勉強やスポーツがうまくなるにつれて、友達がぽつぽつとでき、直央くんを気にする女の子が現れ、そして日記通りのモテモテの日々がやってくる。その過程が非常にリアルで納得しかないわけです。


 この作品で直央くんがリア充になっていくすべてのきっかけが「日記を書くこと」なんですよね。だからタイトルやコンセプトはまったくブレません。しかもものの考え方がすごく深いです。


 きょむも高校生のころこうやって頑張ればよかったなあと思いますよね。もう遅い! と思いそうになりましたが、いまからでも意識改革で人生変わるんじゃないかな、と思ったので、真面目にやってみようと思います。とりあえず酒の量減らすか……。


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 ご視聴ありがとうございました、きょむなら!

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