「キモい俺がラブコメで完全勝利する方法」 ダダダ文庫
おはきょむ! 実家から大量のフキノトウ味噌が送られてきました! あのド田舎も春なんだなあ……。とりあえず白いご飯に乗せてみたらめちゃめちゃおいしくて泣きそうになりました。なつかしい、なつかしいよこの味……!
きょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!
「キモい俺がラブコメで完全勝利する方法」著・かつみ イラスト・とーる ダダダ文庫
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キモい俺がラブコメで完全勝利する方法 あらすじ
幸田夏樹は、中学時代「キモい」と裏で嫌われていたことを知っていた。キモいと差別され嫌われるのはもういやだ。夏樹は高校で、キモいの汚名返上のために努力する。一方そんな「努力家」の夏樹を、クラス一の美少女・三城千冬は憧れの目で見ていて……?
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これ、実質ダイエットと筋トレの指南書じゃないっすかね。……ってくらい、「健康で清潔」な人間を目指すお話でした。
夏樹は小太りで運動音痴という理由で、中学のころ裏でキモいと言われていました。しかしキモいって嫌な言葉ですねー……それを実は夏樹も認識していて、高校でこそふつうの学校生活を送ろう、と、高校入試の日に決意します。
ダイエットに励み筋トレに励み、すっかりスマートになって春休みが終わって高校に行くと、中学のころから一緒だった三城千冬ちゃんにビックリされます。千冬ちゃんは、夏樹がどれだけ努力したのかを想像して、それは素晴らしいことだ、と夏樹に言います。
高校に入学して夏樹は脂取り紙で顔の脂をとることや、化粧水で日焼けや肌荒れの対策をすること、整髪料で髪を清潔に整えることを学びます。そして出来上がったのはキラッキラのイケメンでして、学校じゅうの女子が振り返るレベルで人生が変わります。
しかし夏樹は心のなかでまだ中学のいじめっ子たちを恨んでいて、きっと千冬ちゃんもその仲間だ、と認識しています。ですが実は千冬ちゃんはいじめっ子たちに「そーゆーのよくないよ」と言っていた子で、その誤解を解くのが終盤の山場でしょうか。
冒頭がキレキレでいいんですよ。「ネットで見た。世の中の高校生は、漫画やドラマみたいに恋愛でなんか悩んでいない。恋愛で悩めるのは一部のキラキラ野郎どもで、ほかは勉強や部活や家族のことを悩んでいるらしい。俺なんかがおこがましいかもしれないが、俺はキラキラ野郎になって、あいつらを見返してやろうと決めたのだ。」という書き出し、夏樹の覚悟のほどがうかがえます。
とにかく眩しい青春を送ろうと頑張る夏樹が素晴らしい。ダイエットを「自分を嫌いになりたくない」という理由でやるの、素晴らしいと思います。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回! きょむなら!
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