「澪島ユキはゼロである」 SA文庫
おはきょむ! バランスボールに苦戦し続けていたらなんとなく体重の減り方が激しくなりました。これはもしや代謝が上がってるってことですかね?
きょうも架空ラノベ紹介していきます! 今日はこれです!
「澪島ユキはゼロである」著・大井磯野 イラスト・春賀竹林 SA文庫
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澪島ユキはゼロである あらすじ
海上都市ナミヤには、人間の暮らしを妨害する『エネミー』が棲んでいた。これは、エネミーと戦うことを宿命づけられた少女ユキの、終わらない戦いの物語である。
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またしても大井磯野先生の作品をスコップしてきました。刊行が大昔なので表紙がバッチバチの萌え絵なのがとてもいい味を出しています。
物語の舞台「海上都市ナミヤ」には、たくさんの人が暮らしています。ユキもその一人で、ふつうの高校生として暮らしているのですが、ある日エネミーに襲われ、そこを「戦士」に救われます。
戦士たちは秘密の組織なので、ユキもその仲間に引き入れられ、強化外骨格アーマーやらボーンブレードやらの武器防具を与えられ、エネミーと戦う「戦士」になります。ユキはコードネームとして「ゼロ」という名前をもらうのですが、これがすっごい伏線で、終盤回収されたとき思わず「ヒェッ」という声が出ました。
この物語の戦士、というのは人知れず戦う存在なんですけど、なんでそれが秘匿されているのか、一般市民がなぜエネミーの存在を知らないのか、そういう謎が解けていくストーリーの構成の完璧さたるや。なるほどこれを読んで人生狂ったひとたくさんいるわなーって感じです。
そしてバチバチの萌え絵の表紙や口絵とは裏腹に、本文に挟まってるモノクロ挿絵が、ガチのバトルスーツの絵で超絶カッコイイんですよ。これはすごいです。ユキがバトルスーツを装着し巨大な骨でできた剣を持って戦う様子、最高オブ最高のやつです。
そのボーンブレードがなんの骨でできているのか? というくだりとか、痺れますよね……。中二心をくすぐる熱い展開、夢中で読みました。
終盤ユキが抱えることになった宿命、本当にもう……大井先生頼むからユキを幸せにしてあげて……ってなるやつですよね……ここについてはぜひ読んでいただけたらと。
とにかく、戦うことの意義とか、戦って守らねばならないのはなにかとか、そういう部分を丁寧に掘り下げた超過激なバトルラノベでした。できることなら中学時代に出会って人生狂わせたかった。文章にできることをかたっぱしからやってるって感じです。
残酷で熱血なバトルの世界、お勧めです。大井磯野先生の作品、もっと読んでみようと思います。
電書なのでスクショタイムはありません! いまセールやってるぽいです!
それではまた次回! きょむなら!
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