「状況が特殊すぎるラブコメ」 ダダダ文庫

 おはきょむ! 死にかけのシクラメンを買ってしまった花屋で沈丁花が売られていて、ああ春だなあ……と思うなどしてます。もう植物には手を出さないぞ……ほだされないぞ……。


 きょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!


「状況が特殊すぎるラブコメ」著・手嶋アモ イラスト・ちきん ダダダ文庫


 ◇◇◇◇

 状況が特殊すぎるラブコメ あらすじ

 ここはラブコメ世界だ。俺はそう思っていた。だから高校にいく支度をしていると、天井をぶち抜いてハクビシンの妖怪のじゃロリババアが現れた。そいつを無視して学校にいこうとしていると、今度は暗殺者の美少女が現れた。その後も続々現れる美少女。なんなんだお前ら!

 ◇◇◇◇


 タイトルそのもの、変なラブコメが次々発生する愉快なお話でした。


 主人公に特に名前はなく、主人公の内面を楽しむというより発生するラブコメ事態を楽しむお話といった感じです。イラストがきょむのVの者的母上なのもあって買ってきました。


 冒頭で登場するハクビシンの白菱ちゃんがかんわいいです。白菱ちゃんは主人公の部屋の屋根裏に住み着いたハクビシンなんですけど、主人公が害獣駆除をお願いしようとするのを必死で止めるくだりは笑っちゃいけないですけどすっごい笑いました。あと主人公がお風呂に入っていると現れる男物シャンプーの妖精のミントちゃんや、学校に行く途中で現れすごいアクションをして主人公の自転車をパンクさせてくる暗殺者の梓ちゃんも面白いです。


 とにかくすごい数の女の子が登場して、主人公を囲んでキャッキャ言う展開は、いにしえの美少女ゲームを思わせるのですが、手嶋アモ先生はもともとシナリオライターだそうで、なるほどょむ……となりながら読みました。いにしえの美少女ゲームのようでありながら、かつダダダ文庫のラブコメ作品らしい印象もあって、とてもよかったです。


 主人公が誰ルートを選ぶのか分からないところがちょっと気になるのですが、続刊が出たら分かりきょむするかなと思ってます。きょむは白菱ちゃん推しです。


 なんでもこの作品、発売直後にツイッター上で感想ツイート企画をやっていたそうで、推しヒロインの名前をタグをつけてツイートすると抽選で手嶋アモ先生のサイン色紙が当たる……というものだったようです。発売日からだいぶ経ってから買ってしまったので残念ながら参加できなかったのが惜しいです。


 主人公の周りが美少女だらけで、とにかく見ていて楽しかったです。ちきん母上のイラストも素晴らしき。これだけの数美少女が出てくるのに完全にキャラが立っている手嶋アモ先生の文章力の凄まじさたるや……。


 とにかく面白かったです。オススメです!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 それではまた次回! きょむなら~!

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