「女装してたら変人美少女に惚れられました」 しびれびれ文庫

 おはきょむ! ぼーっとしてたら一月が終わるところまで来てました。まだ今年が始まった実感すらないのに……焦りきょむ……。


 きょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!


「女装してたら変人美少女に惚れられました」著・清悦 イラスト・にゃ太 しびれびれ文庫


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 女装してたら変人美少女に惚れられました あらすじ

 女装が趣味の高校生、勇気は、ある日男物の服を姉の愛がぜんぶ洗濯してしまったことに気付く。仕方なく趣味の女装で高校にいくと、あらぬ方向にファッショナブルすぎて誰も近寄れない孤高の女子・円佳に声をかけられる。円佳は実は高校生にしてファッションデザイナーで、勇気をモデルにしたいと言いだすが、どうなる?!

 ◇◇◇◇


 いわゆるラブコメですね。とても陽気で読んでいて楽しい作品でした。とにかくストレスになる要素が少ないんですよ。もちろん勇気くんの「色白で運動音痴のヒョロヒョロ」というコンプレックスとか、女装してモデルをすることへの葛藤とかもあるんですけど、自然でコミカルなオブラートにくるんであって、そんなに気にならないです。あと私服の高校羨ましい。


 それから勇気くんの姉の愛さんがとにかく面白い。「あたしとあんただけがアン●ンマンの友達だよ?!」というセリフに大笑いしました。愛さん、料理上手で家事が上手くて、そのうえバリキャリなんですけど、それはうわべだけで実際はなかなかユニークな人です。プロレスとプロ野球が好きで休日は昼間からビールなんですよ。「だっていちいち鍋で油ぐらぐらさせんのだりーじゃん」と言って串揚げ用のフライヤーを買ってくるひとですよ。推せる。


 それはともかく、円佳ちゃんのファッションへの情熱がすごく素敵で、勇気くんに似合う服を模索して、勇気くんが愛さんから教わったずぼらメイクでなく完璧なメイクをできるようにして、本物のファッションショーのランウェイを歩かせちゃうんです。学園祭の発表とかじゃないですよ、業界関係者もいっぱいくる本物のランウェイですよ。そこを堂々と歩ける勇気くんの勇気のすさまじさたるや。だから勇気って名前なのかもしれないですね。


 そしてそれだけでなく円佳ちゃんはもともと男性恐怖症なんですけど、勇気くんなら怖くないよ、って言って勇気くんと付き合おうとします。でも円佳ちゃんもなかなかクセの強い子で、全身水玉の洋服で登校してきたりします。草間●生か! と勇気くんが突っ込むくらいのやつ。


 とにかく円佳ちゃんと愛さんに振り回される勇気くんがとてもいいです。ちょっと哀れに思うほど面白がられてしまう。そして女装で登校してきた勇気くんを、誰も気持ち悪がったり嫌がったりしないのがいいです。こういう学校絶対楽しい。いいなあ。とにかくワクワクしてページをめくれるたのしいお話でした!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 それではまた次回! きょむなら~!

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