「錬金術師の不気味にハンドメイド」 ダダダ文庫
おはきょむ! 朝起きて枕元を確認しましたがそこには愛用の眼鏡があるだけでした……がっかりきょむ……。まあ大人ですしね……本業もありますしね……。とにかく暮れも押し迫ってまいりましたがきょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「錬金術師の不気味にハンドメイド」著・岩尾元太郎 イラスト・あきな ダダダ文庫
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錬金術師の不気味にハンドメイド あらすじ
魔法文明の発達した世界。魔鏡――要するにテレビ――では、錬金術レシピを扱った番組が人気だった。人気錬金術師の朝倉マホはしょっちゅう錬金術番組に出演するが、ひたすら放送事故を起こし続ける。主人公でアナウンサーの中沢慶は、マホの起こした放送事故をカバーするため、きょうも必死で番組を回している! 慶の運命は?!
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もうひたすら笑えるやつでしたね……放送事故っていうかスタジオの建物が吹っ飛ぶとか、鍋からゾンビが出てきてカメラマンに襲い掛かるとか、放送事故ってレベルじゃないじゃないですか。なんなんですかこれは。
とにかくマホちゃんが明るい。放送事故起こしてもけろっとしてるんです。一方の慶はテレビ局の人間が一斉に受けた健康診断でお医者様に「きみストレス溜めてない?」と心配されてしまい、錬金術番組をやっていない間はひたすらギャバチョコレートを食べているというありさま。慶の胃が心配です。いやきょむは骨密度がブーメランなんですけど。
きょむもお料理番組は好きでよく観るんですけど、でもたまぁにだし巻き卵が黒焦げ、みたいな放送事故ありますよね。生放送で20品作るみたいなハチャメチャ番組もたまにありますけど、すごく大変そう。アナウンサーって大変なんですね……。
それでもいちおう完成したアイテムを前に、マホちゃんと「完成しました~!」って言ってるのは楽しそうです。頑張れ慶、負けるな慶。
魔鏡テレビ局のなかの人たちも面白くて、お局的女子アナとか、名物ディレクターとか、ピンクのセーターを肩にかけた敏腕プロデューサーとか、楽しいひとがいっぱいで面白いです。セットが意外とペラいとか、テレビ局の食堂に時代劇の役者が衣装のまま食べに来てるとか、テレビ局あるあるが激しいです。どうやらこの錬金術番組をやっている局は現代でいうNHK的なところみたいで、しつこくバミりすぎてくたびれるとか、そういうとこまで書いてます。
まあマホちゃんの放送事故を視聴者が楽しみにしていて大量のおたよりが届いて、その大半が「中沢アナがんばれ」という内容だというのもなんとなく温かみがありますね。
とにかくすごく笑える作品でした。腹筋がくたびれること請け合いです。明るい気分で読めるのがいいですね。これで安定のクリぼっちだったきょむも幸せです。
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではご視聴ありがきょむでした! また次回!
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