「君と僕との9×9」 SA文庫
おはきょむ! リアル年賀状書き終わりました! 年賀状書き終わる速さの新記録達成です!
年末特番も増えてきてああ今年も終わるんだな……と思っています。今年もオカルト特番がめちゃめちゃ楽しみです!
というわけできょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「君と僕との9×9」著・加藤ぶんた イラスト・ななみー SA文庫
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君と僕との9×9 あらすじ
スマホアプリでしか将棋を指したことのない高校生・相模征矢。彼は高校に進学して将棋部に入ろうと思ったが、公式な将棋部はただのコンビニスイーツ批評部だった。失望する征矢に、田坂あずさという女子生徒が声をかけてくる。あずさはアマ四段の将棋好きで、征矢はあずさと第二将棋部を旗揚げする。あずさと征矢の、じれったい恋の対局の行く末は?
◇◇◇◇
プロ棋士を描いた作品は現実のラノベにもあると思うんですけど、この作品はあくまでアマチュアエンジョイ勢の将棋のお話でした。いちおう、ヒロインのあずさは小さいころから女流棋士に憧れたりもしてたんですけど、……あずさの親というのがあずさにとにかく無関心で、ああ思い出しただけでもむかむかするんですけど……親の無関心が原因であずさは幼くして女流棋士の道を絶たれて、楽しむ方向に切り替えた過去のある子です。
そのあずさと、初めて人間相手に将棋を指した征矢は、当然フルボッコにされて負けるんですけど、でもあずさが強いことを「すっげー!」って喜べるんですよね。こんな強い人がこんな身近にいるなんて! って感じで。それであずさが征矢を公民館の将棋道場に誘ったり、征矢のお父さんが会社の人からもらった動物園のチケットで征矢とあずさのふたりで動物園に行ったり、じわじわ互いの好感度を上げていく感じがたまらないです。でもあずさは動物を見て「玉の早逃げ八手の得」みたいな将棋の格言が出てくるレベルの将棋好きなんですけど……。
あと二人の担任教師の畑朱美、通称トマトという国語の先生がこれまた死ぬほどムカつく物件でして、しかもルールや駒の動かし方すら知らないくせに将棋部の顧問なんですよね。二人は将棋部には入らず将棋好きの校長先生に見出されて校長室で第二将棋部を旗揚げするのですが、将棋部の先輩ふたりも実はちゃんと将棋を指したいけれどだれも教えてくれないので指せない、という子たちです。
一巻のこの作品は将棋部の先輩ふたりも第二将棋部に吸収されて、畑朱美激おこ……というところまでの作品です。続刊が約束されているというのはとても嬉しいです。というかこれ、一冊の分厚さがすごい。図ったら厚さが6センチありました。もはや鈍器です。
二巻はもうSA文庫の公式サイトで来月刊として書影と値段出てますけど、値段から察するに二巻も鈍器だと思われます。しかも刊行ペースがすごい。一巻が出たのはギリ「このステ」に間に合う時期ですよ。
アマチュアエンジョイ勢でも将棋ってすごく面白いんだな、と思える作品でした!
それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回! きょむなら!
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