「出せば芸術! 隠せば猥褻!」 ギガント文庫

 おはきょむ! すっかり冬ですね! みかんがおいしすぎて手が黄色いです! あとこたつで食べるアイスクリームってやっぱり最高ですね……。またプヨりそうで怖いです。


 きょうも架空ラノベ紹介していきます! 「このステ」掲載作を読もうかとも思ったんですけど、とりあえず積読の山を崩そうと思います。


 きょうはこれです!


「出せば芸術! 隠せば猥褻!」著・伊吹山竜太郎 イラスト・唯 ギガント文庫


◇◇◇◇

 出せば芸術! 隠せば猥褻! あらすじ

 宗像優也は高校に入学し、学園のマドンナである女子の先輩、天野まなかのいる美術部に入る。しかしまなかは学園のマドンナでありながら、部活でエロスな作品を次々作る問題児だった! まなかは美術部を追放され、優也もそれについていき「芸術部」を非公式で立ち上げる。そこで知ったまなかの正体は、ドスケベお姉さんだった!

◇◇◇◇


 はい、非常に分かりやすいエロスなラノベです。まなか先輩の笑顔というかわいい表紙絵に騙されて買ってしまった人も多いのではないでしょうか……いやないな。タイトルがタイトルだからな……。文章は無修正なのでご安心ください。


 まなか先輩は球体関節人形を作っているひとで、それがすごく、高校の美術部にはそぐわない、って言われて美術部を追い出されちゃうんですよね。


 まなか先輩の作っている人形は、エロスというかハンス・ベルメール的なもののようなんですけど、それをエロスだと言ってまなか先輩を追い出す先生の狭量さにムカつくこと請け合いです。それでまなか先輩についていった優也ですが、まなか先輩が学校の裏手にある波トタンの小屋で始めた「芸術部」というのが、実質まなか先輩のドスケベ実習教室なんですよね……。


 優也はあんなかっこうやこんなかっこう、まあ読めばわかりますけど、すごいコスプレをやらされて写真を撮られるプレイをやらされたり、天井からつるされるプレイをやらされたり、まなか先輩のドスケベパワーがフルスロットルで回転します。まなか先輩すごすぎる。


 そういう、いっけん危ない人でありながら、まなか先輩のやろうとしていることはあくまで芸術なんですよね。ぶれないです。最後まで読み終わればまなか先輩が大好きになっていると思います。あと、まなか先輩が部活以外では清楚な美人なのもギャップが面白いです。


 芸術作品にされても一途にまなか先輩を慕う優也もなんとも言えずよいです。優也めっちゃいいやつです。続刊予定があるようなので優也とまなか先輩を見守りたいと思います。


 というか最初に言ったようにすごく買いやすい表紙でよかったです。「猥褻」のフォントが一見して読めないデザインなのにも助けられました。とても面白かったです。


 ツイッターの編集者さんのツイートによると電書もすごく好調みたいです。


 それでは恒例のスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 それではまた次回! きょむなら!

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