「家庭内戦国武将ノッブ」 ぬべろんちょ文庫
おはきょむ! 歯が欠けて以来カルシウムをせっせと摂取してきたわけですが、牛乳にミルメーク投入して飲んでたらちょっとプヨってきてしまいました! スクワットがんばります!
きょうも架空ラノベ紹介していきます! きょうはこれです!
「家庭内戦国武将ノッブ」著・国境光秀 イラスト・揚げ物 ぬべろんちょ文庫
◇◇◇◇
家庭内戦国武将ノッブ あらすじ
ごくごく普通の中学生、悠太が部活を終えて家に帰ってくると、なぜか家に織田信長がいた。織田信長は当たり前みたいに家族として食事をし、当たり前みたいに風呂に入り、当たり前みたいに寝ている。なんで信長が一般家庭で暮らしているのか?
そんな悠太が暮らしている家の近くのお寺が火事に遭う。信長を疑う悠太だが……?
◇◇◇◇
国境光秀先生の最新作です! いつものハードな路線ではなく、明るいホームコメディですね。ぬべろんちょ文庫らしいテイストです。
ストーリーは信長、通称ノッブを中心に進みます。ノッブはなぜか令和の感覚に馴染んでいて、変な柄のTシャツにジーパンという服装で暮らしています。なんかキリストとブッダが立川で暮らしてる漫画みたいな路線ですけど、まあそんな感じですね。
家の近くのお寺が火事になるのが物語の山でしょうか。悠太はノッブを疑うのですが、ノッブは違う、と言って、本当に違うことを証明しようと調査を始めます。悠太はそれに巻き込まれて、ノッブの無実が証明されます。
なんといっても面白いのはノッブがアルバイトを始めるくだりです。スーパーマーケットの店長に「茶せんまげはちょっと」と言われてノッブは美容院に向かうのですが、髪を切ったとたん戦国武将織田信長から女性向け恋愛シミュレーションゲームのイケメン信長になっちゃうんですよね。それで街で目の合った女性がみんなバキューンバキューンって倒されていく……。
しかしノッブが現代にやってきた理由というのがなかなかヘビーでして、そこの処理はやはり国境先生の力量だなあと思います。
最終的にノッブは大河ドラマ「コビトカバがくる」を観て自分の運命を知り、悠太の家に居座ることになるわけですが、悠太のお父さんお母さんがなんとも思ってないのがおかしいです。いや家に信長がいるんですよ? ふつうツッコむところじゃないですか?
悠太の幼馴染の蝶子がノッブに惚れちゃうくだりも大好きです。あとノッブがずっと手羽先とかういろうをもぐもぐしてるのも面白いです。お前は実在ラノベの名作のヒロイン、信奈ちゃんかよ、と思わずツッコみましたよね……。
ノッブ、本当にいいやつです。ラストは泣くことを保証します。ノッブ……。
続刊の告知が載っていたので楽しみに待とうと思います!
それでは恒例のスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回! きょむならー!
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