　おはきょむ！　きのうこたつで寝落ちしました。とりあえず体に異常はありませんがこたつで寝ちゃうと風邪をひくのでよい子は真似しないでね！

　きょうも架空ラノベ紹介しまーす。きょうはこれでーす！

「異世界に転移したらエルフの美人姉妹にこっそり飼われることになった。ただし言葉は通じない。」著・東雲東　イラスト・曾代芥　ダダダブックス

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　異世界に転移したらエルフの美人姉妹にこっそり飼われることになった。ただし言葉は通じない。　あらすじ

　異世界転移に憧れる中二病少年、時生。彼はある日突然異世界に飛ばされる。理想とあまりに違う異世界転移に唖然としていると、謎のエルフの三姉妹が時生を見つけ、馬小屋で時生を飼い始める。しかし言葉はほぼ通じない。どうなる時生！　帰れるのか時生！

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　このチャンネル初の大判ライトノベルの紹介です！　開拓です！　というかツイッターで「こころのなかの怒れる幼女」の著者のあずみＮ先生が絶賛されていたので買ってきたのですが、読んでみたらとてもおもしろかったので紹介します。

　まあ要するに自転車のかごに宇宙人を入れて飛ぶ映画の逆バージョンということです。作中でセリフはエルフ三姉妹の真ん中でテレパスのセリルの単語ぶつ切りセリフと時生のセリフしかありません。あとはほぼほぼ文字化け状態です。セリルの妹と姉の名前もわかりません。

　以前異世界の言語を扱った作品が架空じゃないほうの世界であったと思うんですけど、そういう次元じゃないんですよね。完全なる宇宙人扱い。あるいは珍獣扱い。

　主人公の時生はあれだけ異世界転移に憧れたくせに元の世界に戻りたがるのですが、さっぱり帰れる気配がないんですよね。そしてせっかく異世界に転移して目の前にエルフの美人三姉妹がいるというのによくあるお色気要素がさっぱりないのです。本気の珍獣扱いです。

　主人公を見つけたセリルと、ぶつ切りの単語でかろうじて会話するシーンがあるのですが、そのシーンがどこからどう見ても「Ｅ．●．ゴー・ホーム」です。自転車のかごに宇宙人入れて飛ぶやつです。

　異世界転移ラノベでありながらハリウッド映画のパロディを堂々とやるこのすさまじい展開、どうすればここまで見事に成り立つんでしょうか。なんだかもうめまいがしますよね。

　とても面白い着眼点の作品でした。時生がなんとかしてセリルのＦカップおっぱいに触ろうと、おっぱいに触るのが元の世界での当たり前であるかのように頑張るシーンのくだらな面白さは筆舌に尽くしがたいです。あのハリウッドの感動大作映画をここまで笑える話にできるのかよと感動しました。

　曾代芥先生のイラストもとても可愛いのでオススメです。挿絵に描かれるセリルの妹がめちゃめちゃ可愛いのです……。

　それでは本屋さんに持ってくスクショタイムです！（ＩＳＢＮと日本書籍コードと表紙画像）

　それではまた次回！　きょむなら！

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