第二十四話



 龍は人目につく場所に棲むことがままあるため、雪獅子ルイツに比べれば「珍しさ」自体はさほどではない。

 大陸東部の帝国クォンシュの祖・『あかき龍』などがいい例である。彼は元々気性が穏やかで、クォンシュの初代皇帝と友となって以来ずっとヒトのそばで生き、数百年前にはヒトの娘を妻とし子を成して、老齢となった今ではクォンシュの都から程近い小さなマクト山の山頂で、都を見守っている。(実際のところは、ほとんど寝て過ごしているだけらしいのだが。)


 しかし、みんながみんなそうとは限らない。


 大陸北部にあるヴェセン王国には悪事をはたらく龍を王が退治したという昔話があるというし、クォンシュの南に位置するファンロン王政国では、出航した船が海に棲む龍に体当たりされて大破したり沈没するという事故が数年に一度は起こる。ヒトが領地を拡大しようとして龍を追いやるということだってあるし、生態がヒトにとっての利益を生むために、棲み着いたその土地でありがたがられ、まつられたりもする。


 その力、その知能、その体躯。


 龍と呼ばれるそれは、ヒトからすれば神に近い生き物であるともいえる。



「問題はここにいる龍がどんな龍かということだ」

 部下から受け取った鱗をじ、と見ながらトウキは言った。坑道内の松明たいまつあかりに照らされたそれは、神秘的な光を含む。覗き込んだイクレスも鱗を凝視する。

「わかんないんですか、隊長祖龍の孫でしょ四分の一龍でしょ」

「半分以上はヒトだ」

「残り四分の一で何とか感じ取って下さいよ龍女アルマトの息子でしょ」

「無茶を言うな俺は龍女ほどの力はないと知っているだろう」

 言い合っていると、何か楽しいことをしていると思ったかスニヤが戻ってきて二人の間に頭から割って入った。先程は何かを気にしていたようだったが、それ以降はいつも通りで警戒した様子は全く見られない。トウキはスニヤの頭を撫でる。

「スニヤ。危険はないのか?」

 ぱちぱち、緑がかった金の目が瞬きをした後、細められる。微笑むようなその顔でそのままもっと撫でろと頭を寄せる雪獅子は平和そのものだ。

「大丈夫、なんじゃないですか」

 言いながらもイクレスは少し不安そうだ。トウキもその気持ちは理解できる。

「まぁ、だと思う、が……」

 穴の奥に目をこらす。少し先に何かがきらりと光ったのが見えた。近寄って拾い上げると、また鱗。ついてきたスニヤが匂いを嗅ぎ、周囲を見回した。大きな耳をぴくぴく動かして、そのまま虚空を見つめる。

「何かわかるか?」

 問い掛けると、スニヤは答えるように一度だけ鱗を持つトウキの手に顔を擦り付け、奥に向かおうとはせず来た道を少し戻り、立ち止まって振り返った。待っているようだ。

「イクレス。戻るぞ」

「えっ」

「ここにはいない。他の穴だ」



     ◎     ◎     ◎



 先を行っていたレイシャが何かをくわえて戻ってきたかと思うと、足元にそれを落とす。丁度てのひらぐらいの大きさの、透き通った薄くて硬そうな何かを拾い上げると、マイラとチュフィンは揃って首をかしげた。

「何でしょうこれ」

氷晶石いし……じゃ、なさそうですね」

「レイシャ、これが何かわかる?」

 鼻先に持っていくが、当のレイシャは匂いを嗅ごうともせず、ふい、と顔をそむけてしまった。むちのように尻尾をしならせながら、すたすたと逆戻りしていく。

「レイシャ? 行かないの?」

 振り向きも立ち止まりもしない。なのだとマイラは理解した。

「チュフィンさん、戻りましょう。多分ここじゃないんです」

「ここじゃない? ハズレってことですか?」

「女神の託宣です。間違いないです」

 あまりにも自信ありげに言うものだから、チュフィンは笑ってしまう。そういえば、あの獰猛どうもうといわれる美しい獣には夜を司る乙女の名が付いていた。

「そりゃあ、信じなきゃ不敬ってもんですね」

 そう言って入り口へ向かい始めると、ほどなくほんのり透けている薄赤色の小鳥が一直線に飛んでくるのが見えた。マイラが差し出した指先に留まり小鳥は喋り出す。


「連絡。坑道入り口に集合。繰り返す。坑道入り口に集合。以上」


 夫の声に、マイラは笑顔になる。

「何かわかったみたいですね。急ぎましょう、チュフィンさん」

「うぃっす!」

 二人と一匹は駆け出した。



     ◎     ◎     ◎



 ロナル鉱山の事務所前の休憩所に再度全員が揃ったのは、昼過ぎになってからだった。一応緊急事態として町に触れを出し、鉱山入り口に「本日休業」「関係者以外立ち入り禁止」という札を立てておいたので観光客は入ってこない。事務所に作業員が二人待機しているだけだ。

 卓子たくしの上には朝にも使用した簡易地図。龍の鱗とおぼしきものが、それぞれ発見された場所の上に置かれる。

「左と真ん中の穴に鱗、でもスニヤとレイシャは特に警戒はしなかった……で、スニヤが少し反応したのが、大体の距離からみて右の穴で強い風が吹いたのと同じ頃。とすると……恐らく鳴いたんだろうな」

 これまでの情報をまとめた隊長の言葉に「あ、やっぱり」とオリウとシェーダが揃って放ち、ウァルトが己の長い剣を抱き締めながら、ひぃ、と悲鳴を上げた。

「りゅりゅりゅ龍ですかっ!?」

「まぁそう考えるのが妥当か」

「嫌だああぁぁ」

「落ち着け、まだ危険な龍だと決まったわけじゃない。現にスニヤもレイシャもほぼおとなしかった。話を聞けるかもしれない」

「出会った途端に怒ったらどうするんですかぁ!?」

「…………その可能性も否定はできないが」


 正直な話、そうなのだ。龍は知能が高いがヒトではない。そのときまでおとなしくても出くわした瞬間に敵とみなされる、などという事態も考えられる。


「隊長何とかして下さいよぉ龍の血混じってるんでしょぉ!?」

「何でこんなときに限ってお前たちは普段期待してもいないものにすがろうとするんだ」

「とりあえずお昼ごはんにしましょう。せっかくいいお天気ですし、ちょっと気分を変えれば何かいい考えが出るかもしれません」

 龍の孫の困惑にくすくす笑いながら、マイラが運んできた浅い木箱を卓の上に置いた。揚げてたれ漬けした川魚の切り身と食べやすく刻んだイスクーの葉が挟まった人数分のヨズに、紙製の大皿に盛ってある揚げた肉団子と芋に塩と香辛料をまぶした料理フェヌクを供していく。鉱山作業員が常連になっている最寄りの食堂に朝のうちに注文しておいたものだ。

「お食事、これで足りますか?」

 派遣された隊員たちは歓声を上げる。

「さっすが奥様、旦那と違って細やか!」

「あ~フェヌク揚げたてだ~うっまそ~」

「朝飯早かったからめっちゃ腹減ってたんですよねぇ」

 各々手早く神に祈って食べ始める隊員たちに溜め息交じりに呆れた眼差しを向けるトウキに、マイラは冷えた茶を入れてもらってきた木筒を差し出す。

「でも旦那様、ウェイダの領主で警備隊でも隊長なのですから、結局は旦那様が代表としてお話することになるのでは?」

「う、そ、そうか、そうなるか……そうか……そうだな……」

 受け取った木筒に口を付けるでもなく、食事にも手をつけようとせずややうつむいて思い悩む。これは思考が後ろ向きになりかけている――何とかしなければ。マイラは使命感に駆られた。

「お義母かあ様と同じように接してみるというのはどうでしょう」

「母上……うん、そうだな、そう考えると……多少はやりやすい、か……?」

「あとは、そうですね……お爺様以外の龍と接触したことって、ありませんか?」

「爺さま以外……なくはない、が、うぅん」

「あるのですか!」

 ヨズを口に運ぼうとしていたチュフィンが怪訝な顔をする。

「何それ俺聞いたことないですよ」

「お前と知り合う前だ。爺さまのところに、大昔親しくしていたとかいう龍が」

 そこまで言って、ふと静止する。


 そういえば、自分は何故あれが龍の鱗だとわかった? ――見覚えがあるからだ。


 あの、虹色の輝きは。


 そのまま思考を巡らせる。

「何か、心当たりが?」

 きっとそうだ。マイラが期待の表情を向けると、目が合ったトウキは、

「何とかなる、かもしれない」

 実際に見てみなければ確証は持てない、自信があるわけではないが、そうであれと祈る気持ちで、ぎこちなく笑った。



     ◎     ◎     ◎



 坑道のとある穴の、一番奥。このあたりはまだ掘り進めている途中で、松明がなく薄暗い。


 その龍は、小さな岩漿がんしょう溜まりの傍らにうずくまっていた。


 アヴィロ夫妻とウェイダ領国境警備隊選抜部隊の一行が少し距離をとった位置で立ち止まると、おもむろに頭を上げる。岩漿と手持ちの灯りで鱗がきらきらと反射した。


「おゥ? アヴィーリヤ……じゃ、ねえな。息子か? あいつアルマト以外に子がいたか?」


 美しい輝きを放つ龍は、その姿に反して低く太い声を出した。しかも気安い。赫き龍もなかなかのものだが、この龍は更に上を行く気安さだ。

 トウキはひとつ息を吐き出し、一歩前へ出て膝をつき礼を示した。

「お久しぶりです、シュオ龍師。アヴィーリヤの孫のトウキです」

「孫? …………あぁ、お前か! そうか、アルマトの傍にいたあのちっこいの……ほォん、そうかそうかぁ」

 どうやら話が通じそうだ。トウキ以外の一行は内心安堵しながら見守る。

 立ち上がったトウキは、そのままシュオと呼ばれた龍に問い掛けた。

「ここで何をなさっているのですか?」

「ふん?」

「ここは、私が治める領地にある氷晶石の鉱山。作業員が何かがいると訴えるので見にきたら、貴方が、いたのですが」

「ん、そうか。鉱山。どおりで丁度よく穴が開いてるし石もゴロゴロしてたわけだ」

「わからずに入ったのですか?」

「すまねえな、ちょいと困ったというか、焦ったというか……夜だったしな」

 どっこいしょ、とシュオは身を起こした。動いた翼に煽られて、熱を帯びた風が吹き抜ける。


 宝石のような煌めきを纏う龍の体の下から現れたのは、鈍色にびいろの石のかたまり――否。


 うごめくそれもまた、別の小さな龍だった。


 レイシャよりも――レイシャもマイラを背に乗せられるくらいだから、結構な大きさなのだが――ずっと小さく、半分、いや四分の一もない。恐らくマイラでも抱きかかえて運べるほどだ。


 シュオは、それを踏みつけないように気を付けながら、後ろにそっと下がって座る。

「石を食う奴でな。俺のねぐらまで運ぶつもりだったんだが、よっぽどここからいいニオイがしたんだろうよ、通りかかったら卵がかえりそうになったもんだから、慌てて入ったってわけさ」

「……お、御子、なのです、か?」

「預かりもんだ、俺の子じゃァねえ」

 普段と違う空気を察したか、小さな龍が鳴いた。叫ぶような声に怯えたウァルトがチュフィンの背後にさっと隠れる。

「こッ、これ、聞こえた、声っ」

 ぽそぽそとした報告に、副隊長が対応する。

「こんだけでかい穴だし、風に乗って大きく響いたんだな。お前怖がりすぎ」

「だって龍ですよぉ!?」

 と、後ろに控えていたマイラが、トウキから一歩下がった位置に進み出て、立ったまま礼をする。

「お初にお目にかかります、トウキ様の妻、マイラと申します。お尋ねしてもよろしいでしょうか」

 警備隊の面々とは違い恐れる素振りを全く見せない若い娘に、シュオは興味深そうに首を伸ばした。

「ふ、これの妻。成程、肝が据わってらァ。言ってみな」

「はい。……あの、そちらの、子は、石を食べると」

「おゥ」

「ここは鉱山です、掘り出している氷晶石の産出量が減ってしまうと、その、」

「お? あぁ、いやいや、こいつァ氷晶石は食わねえよ。その周りの方が土の気が強くて美味いらしい」

「そうなのですか?」

「……ん、そうか、食われちまったら困るもんなァ。……安心したか?」

「はい! ……あっ」

 思わずいつものように返事をしてしまったが、シュオはというと、

「元気なお嬢ちゃんだ」

 気にしないようで、小刻みに息を吐く。笑っているようだ。ちゃんと意思疎通ができると断じたマイラは、トウキの羽織っている薄手の上着の裾をこっそり、引いた。トウキも頷く。

「あの、大変申し上げにくいのですが、その……この鉱山で働く者が、怖がって、しまっているのです」

 大きい方の龍は、ゆっくり、目を閉じた。

「そりゃ悪ィなあ。……しかしなァ、今こいつをここから連れ出したら、食えるもんがある場所を探し当てるまでに死んじまう。もーちょっとの間でいい、いさせてもらえねえもんかなァ」


 そう言われてしまうと弱い。


 自分も龍の血を引くせいか、どうやらよしみのようなものを感じているのだろう、とトウキは思う。

 追い出すようなことはしたくないが、ここで働く者はどう考えるか。何しろ相手は龍だ。


 すると、最後尾で座って待機していたスニヤが駆け出した。レイシャもスニヤに続く。二頭はシュオの足元にいる小さな仔龍の元まで行くと、鼻先でつついたり舐めたりし始める。スニヤの力強い舌で仔龍はごろんと転がされ、びゃう、と小さく鳴いた。それを見て――トウキは、口を引き結んだ。

「マイラ。頼みがある」

 トウキが小さく呼び掛けると、

「はい。レイシャ」

 マイラは黒い友を呼び寄せ、その背に乗る。

「行って参ります!」



     ◎     ◎     ◎



 入浴と夕食を終えて、部屋の庭先にある風呂に揃って足だけ浸かる。ずっとどこか浮かない表情をしているトウキの顔を、マイラは覗き込む。

「どうかなさいましたか、旦那様」

「……よかったんだろうか」

 難しそうな顔で溜め息をつく。その膝の上に置かれた手に、マイラの手が重なった。

「よかったんですよ」


 あの後、鉱山作業員たち全員が呼び出され、その場で話し合いが持たれた。


 シュオからの謝罪と事情説明から始まり、仔龍が氷晶石以外の岩石を食べてくれる点から、氷晶石の採掘において決して邪魔にはならず寧ろ益獣であること、頻繁に接触していけば共存は充分可能であるだろうことを説明し、シュオのみが退去し仔龍はそのまま坑道内で育成していこうという方向で話がついたのだが――勿論、反対する者も出た。


「だって、あれじゃ、ただの俺のわがままじゃないか。あの仔龍に同情して、あそこで働く者たちに負担を」

「違いますよ。旦那様は、提案をしたんです。こうしたらどうだろうって。賛同する人もいたじゃないですか。旦那様おひとりが押し通したんじゃありません、みんなで決めたことです」

 トウキは、俯いた。

「俺、は……あの子に、穏やかに、健やかに、育ってほしいと」

「はい」

「あそこで、皆に触れて育てば、爺さまやシュオ龍師のように、ヒトと共に、ウェイダの民と共に、生きていけるんじゃないか、って」

「はい」

「こんなの、領主らしくない判断だ」

「そうでしょうか」

「こんな、感情的な、」

「でも、あのときあの子を追い出すと決めてしまったら、後悔していたでしょう?」

 しょぼくれる肩に、頭を寄せて。

「大丈夫ですよ。旦那様は、あの子が害のない龍だと思われたんですよね? ウェイダに住む皆さんは、皇帝陛下の敵といわれていた旦那様を受け入れてくれました。すぐ隣とはいっても、異国の出の私を受け入れてくれました。ここの人たちは、領主である貴方の判断を、信じてくれるはずです。あの子もこの地で一緒に生きていっていいんだって」


 マイラにはわかっていた。トウキは、完全に感情のみで決めたわけではない。


 本人は、仔龍の生態が氷晶石鉱山の採掘作業との相性がいいという理由を無理矢理こじつけてしまったと考えているようだが、親愛の情が強いスニヤはともかく、あの警戒心の強いレイシャがあの仔龍の相手をしていた――“獣特有の感覚”をも判断材料にしたのだ。あの瞬間トウキが心を決めた顔をしていたのを、マイラはしっかり見ていた。


「そう、だろうか」

「そうですよ。私も貴方を信じます。だから、大丈夫です」


 まずは、信じること。味方でいること。


「大丈夫、ですよ」


 言葉と手を更に重ねると、


「お前に、そう言われると、大丈夫な気がしてくるな」


 薄曇りが少しずつ晴れていくように、笑う。


 マイラは嬉しくなって抱き付いた。二人きりのときに限るものの、マイラもスニヤと同じく親愛の念を遠慮なくぶつけてくる性質のようであるのでこれまで何度もあったことだが、トウキは未だに慣れずに戸惑ってしまう。

「あ、え、と、」

「旦那様。ぎゅーって、して下さい」

「えっ」

「こうすると、安心するものです」

 自分のために――気遣いに、僅かな申し訳なさと情けなさ、くすぐったさと嬉しさを感じながら、最初は丁寧に、そぅっと、徐々に力を入れて、締め付けすぎないように、抱き締める。


 確かに、少しずつ、不安がけ出していく気がした。


「……マイラ、その、」

「謝るのはなーしです」

「う」

「貴方は何も悪いことはしていないじゃないですか」

「でも、その、」

「間違っていると思ったら、ちゃんとおいさめします。妻ですから」

「…………うん。うん」

 しばらくそのまま互いに抱擁した後、ゆっくり離れる。

「…………」

「…………」


 言葉がない。

 しかし気まずさはない。


 顔の距離が近くなる。

 

 そのまま、唇が、


「…………う、う、う」


 重ならなかった。トウキはその場に倒れ込み、顔を覆ってしまう。


「すっ、ま、ないっ……ダメだっ……」

「旦那様、その、嫌なら無理には」

「違う」

「はい?」

「…………は」

「は?」

「恥ずかしい……」

 ようやくのことで絞り出した、夫の虫の羽音のようにか細くはかなげな告白に、

「左様で、ございますか」

 マイラは思わず小さく吹き出した。

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