第14話
「あれ?この植物植えたっけ?それにこの植物も」皐月がほかの人の庭にある植物を見ながら言う。
「もしかして持ってきたのかな?」
「そうかも!」
ノートでも確認してみるとその植物はない。持ってきたんだろう。
確認しているとさやかのノートから新しい植物等のアイデアが来ていた。
・虹色に光るバラ
・虹色に光る葉っぱが成る木
・虹色に光る花
・強い光を放つ植物
・水タンクのような木
・植物合成機
「おお!このさやかが書いた植物合成機」
「さとし君そうでしょ?」
「うん!これなら!皆にも使ってもらえるかも」
「完成品に毒成分が出ないようにしといた方がいいかもな」
「そうだな」
「後、植物成長ライトを上に取り付けておけば便利そう」
「それは必要だ!」
はじめのゲートで入ってきたエリアだけだが固定された植物合成機と固定されていない植物合成機を30台ずつ配置した。収納ボール内にも一台設置した。
「後ね!さとし君、気になってたんだけど照明はどうするの?」
「照明かぁ!光る植物で何とか成るかなと思っていたんだけど、光る天井を建物ライトで出せるようにしておくよ」
「はやい!もう解決しちゃった!」
「こうなれば・・・後は服の材料かなぁ?」と考えながらさつきがつぶやく。
「服の材料?」
「糸って大体コットンって言う植物から出来てるでしょ?」
「確かそうだったよね!」
「その糸の材料を軽くしてみたり重くしてみたり光らせてみたりすれば、どうなる?」
「その糸から色々なものが出来る?」
「正解っ!」
「じゃあコットンか!」
「コットンより多くの材料が取れる植物がいいかな」
「丸いのがいい?四角のがいい?」
「じゃあ!1mのぐらいの大きさで丸いのがいい」
「分かった!他には糸の材料となるものはないの?」
「カイコとか羊とかから採るんだけど!プラチックからの繊維もあるかな」
「じゃあそれも植物にしてコットンと同じ感じで採れる様にしよう」
「そいうのもアリだっけ?」
「ありあり!」
「じゃあお願い!」
魔力がこもってるコットン、軽いコットン、コットン、3m級のコットン、重いコットン、浮くコットンを土だしマシーンに設定する。土だしマシーンに植物成長ライトをつける。
しばらくしてから行ってみると、繊維工場がそこに出来ていた。
それがきっかけとなったのか会社が異世界のその星に次々と建つようになった。
入り口ゲートの近くに建てられても困るのでその会社が並んでいるところに『会社ゲート』を作っておいた。
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