第15話
「聡!このままじゃまずいかも」
「何が?」
「この星って地面に高さの違いがないからこのままじゃ星ごと水たまりになるんじゃないか?」
「全部陸の状態のところに水を出してるってことか?」
「そうそう」
「適当に海の穴つくるか?」
「作っておいたほうが良さそうだ」
「これはこの星のマップ画面だ。人が何処に居るかも表示される」
「こんなのあったんだな!」
星生成機にどんな形に出来上がるか地形を描く機能を取り付け、水溜りがあるところを底としてゆっくりと広がって行くように描く。
とりあえず描いてみる。
「何だこの海!大陸がない」
「大陸移動する時に船要らずにしようと思って」
「これはいいかもね!ゲートがあるとは言え何処にでもおいてあるわけじゃない」
「まあ追々やっていけばいいか」
実現ボタンを押す。
「海と言えば塩水にしなくていいの?」
「それ調べたんだけどね、岩とか土に含まれている塩分が溶け出していくみたいよ。海の水が気化されて塩分濃度が上がっていく。地球の海水みたいになるには何億年もかかるらしいけど」
「海を塩水にする必要ってあるのか?」
「海水魚がすめるとか浮きやすい?」
「人が過ごすってことは塩分は必要だよね」
「確かにね!じゃあ塩水にしよう!」
星製造機に星から出てくる水を塩水にする。
地球の魚もノートで作り海に放つ。
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