第10話 星と植物

これから70km分の土を埋めなければいけないことを考え、スライムを中身は30㎡はある収納ボールを作り草と共に入れる。


きりがないと考え200機ずつ土出し機と水出し機を出し放ったがきっと全然たりないだろう。


土出し機と水出し機が小惑星などを素材に水や土などを出しているのであれば初めから土がある状態で星が大きくなっていけば後々新たに星を作る時にも面倒がないのでは?と考えた。


そうノートに付け加えると。土が全体的に増えて行き水が星から噴出し始める。

土出し機と水出し機は生き物の居る場所を避けるように設定し、そのまま出しておいた。


「サトシうまく行ったね」

「そうだな!後は新しい植物を作ろうか」

「新しい?」

「そう新しい植物を生み出す」

「じゃあこのノートにかかないとね」さつきは手をポンポンと叩き収納ボールから前に渡したノートを取り出す。はじめも同じように取り出す。


・浮く草

・暗い草

・光る草

・魔力を込めた草

・とても高い竹

・魔力で光る鬼灯(ホオズキ)

・鉄草

・鉄木

・魔力がこもった木

・青く光る植物

・赤く光る植物

・緑に光る植物

・黄色く光る植物

・凍った実を実らせる植物

・おいしい実を実らせる植物

・バナナ

・さくらんぼ

・キャベツ

・レタス

・じゃがいも

・とても高くのびる木

・新パンの木(実際のパンが実の中に)

・薬草


「かなりいっぱい考えたね」

「魔力ってなんだ!」

「さっぱりだね!」

「光る植物いいね!」

「光るタンポポあったらよくないか?」

「綿毛も光ると綺麗だよね」


・綿毛も光るたんぽぽ


追加した。

地球にある果物や野菜も色々と書き加え。

地球にある植物も書き加える。

<<実現>>ボタンを押すと土だし機から植物の種などが出てくるようになった。


「聡そのライトはなんだ?」

「植物が早く育つライトさ」

ライトを当てると木や植物が直ぐに育ち始める。

「こんな感じになるのか!スゲー!」

「ねぇ!サトシ!ハジメ!こっちの方見て!」

「おぉココだけ暗いね・・・そいえば俺が暗い草って書いたんだっけ」

「ハジメそんなのまで書いたの?」

「ああ!」


「あとこの草何?なんか変な感じするよ」

「それは浮く草だねノートに書いてあっただろ?」

「そいえば!あったような!ちょっとノート見せて?」

「いいよ!」

「浮く草があるなら浮く木も作ったら?」

「浮く建材ができそうだけど、その前に生えてる木ごと空に行かないか?」

「根っこを深く強くすればいいのよ!」



・浮く木(浮く力で抜けないように根っこを深めにする)

サトシがノートに書き更新ボタンを押す。





ハジメは植物成長ライトで辺りを照らしてる。


「トレントってたしかしゃべる木だったよな」

「怖いから作らないよ」

「私も!」

作りたいと言ったわけではないが否定されたハジメ。

「じゃあ!精霊は?」

「怒ったら怖そう!!」

「確かに怖そう」



「そろそろこの星回転させるか?」と聡が言う。

「おー!どれぐらいの速さで?」

「そうだ!あれしとかないと」

「あれ?」

手をポンポンと叩き収納ボールから小さめの枠とIPADを取り出す。

「これこれ!この枠で家につなげてWIFIの電波を」

「もしかして何処にでも行ける枠だっけこれ!」

「そうそう!それを収納ボールを開いたまま乗せとけば使えるな」

「そんなのあるんだったら!私も持ってくればよかった!・・・いやもって来ればいいのか」

そいうと消えたさつきが3分ぐらいでIPADを持って帰ってきた。

「へへっ!カメラ起動っと!」

それはWIFI関係ないだろと聡はちょっと思った。


聡は調べ物を始める。




「結局のところ1日を24時間にしたいなら、24時間でこの星が一回転すればいいと言うことか」

「私も24時間がいいと思う!」

「俺も!」

「ノートに書けば回り始めるけど大丈夫かな??」

「スライム出して確かめてみる?」

「歩行ロボットも出して部屋から見よう」

「賛成!」

 

部屋で回転速度設定機を作って回転させようとしたときだった。

「こんにちはー!」

「ああ!さやかか上がってくれ」

部屋に上がってきたさやか

「やっほー!さつき!はじめ!今日も何かしてたの?」

「ああ!この部分に触れてくれ!」


さつきに歩行ロボットの視点のウィンドウが映る。

「歩行ロボットの続きしてるんだね!!ここどこ?」きっと近くのどこかに歩行ロボットを置いてきたと思ってるに違いない。


さつきが異世界ゲートの向こうにある星を指差して「さやかアレだよ。」


さやかはウィンドウを一旦閉じて星を目視する。「えーーーーーっ!!」


忘れないうちに落下防止(宇宙空間対応)の指輪をさやかにつけてもらう。


さつきが説明する。異世界へのゲートであること。小惑星を素材にして異世界の宇宙空間に星を作ったこと。


「いやいやいや!!待って!!おかしいよ!だってさとしの親戚の人の会社の物なんだよね?何でこんなの出来るの?」


「サトシ・・・ほんとのこと教えてあげて?」と小声でさつきがさとしに言う。

「そうだよね」と皐月に答える。


「あー・・・実はね・・・親戚の人の会社の物ってのは嘘なんだ」

「そうだったの?」

「実はこのノートのおかげなんだ」

「ノート?」

「驚かないで聞いて欲しい・・・実はこのノートは・・・」

「「「なんでも実現できるノートなんだ!」」」と3人声を揃えて言う。

「え・・・うん!でも確かにそいう物でもないと・・・こんなありえないこと出来ない・・・証拠になにか実現させて見せて?」

「ああ!いいとも!」

こいう時ほどアイデアは出ないもので「うーん」と悩んでいた。

「なんか不思議な道具のアイデアある?」とさやかに聞いてみた。

「じゃあ・・・浮遊できる球体の・・・ライブドローンみたいなの・・・ウィンドウで映像が見れるのとか出来る?」

「ああできるよ」

ノートが光り浮遊球体が出てくる。出来上がると球体で異世界に出来た星を見てみたいようだった。そんなことしなくてもこの指輪の力で見にいけるよと言ったが、これから回転の実験だから浮遊球体のほうが便利だった。












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