冒険者登録するか 受付嬢は俺の嫁!



次の日、ミナトは昨日来た素材屋にまた来ていた


「こんちゃーす。ステンレス鋼買いにきやしたー」


「いらっしゃいませ!

ステンレス鋼ですとあの後売れてしまいまして・・・」


「えっ!?マジか!!う〜ん無いならしゃーないな〜」


「すみません!入荷したら取り置きしておきますので」


「りょーか〜い。またきますねー」


「はい!またの御来店お待ちしております!」







ミナトは冒険者ギルドの前まで来た


「ほー立派な建物だな〜」


ミナトは中に入り受付を探す


「さ〜て受付は・・・あれか!受付の女性めっちゃ好みやん!!」





「いらっしゃいませ!冒険者ギルドへようこそ!」


「初めまして僕の名前はミナトと申します。ギルドに登録したいのですが何分初めてなものでして、説明して頂くことは可能でしょうか?」


ミナトらしからぬ丁寧な口調で話す


「登録ですね〜ではまずこちらの用紙に記入をお願いします!」


ミナトはサラサラと書き女性に渡す


「はい!手続きはこちらで終わりです

こちらがギルドタグになります!紛失した場合は近くのギルドで再発行の手続きをお願いします

再発行の際は1万円かかりますので無くさないように!」


「わかりました!気を付けます」


「ではギルドの説明に入ります!

ギルドでは依頼を受けて達成すると功績が貯まります

功績が貯まりますと次の階級に上がります


階級には下から木 鉄 銅 銀 白銀 金 白金に分かれています


木の冒険者は木の依頼しか受けられませんが、鉄以降は一個上のランクの依頼を受ける事が可能です」


「なるほどなるほど〜ご丁寧な説明ありがとうございます!

ちなみにお姉さんのお名前をお聞きしても?」


「私ですか?パオラと申します」


「パオラさんですか!とてもいい名前だ!

貴方の目を見ているとその瞳に吸い込まれそうだ」


「あはは……そうですか〜」


「ええ。貴方の魅力に僕は取り憑かれたようだ

よかったら今度是非僕とお食事でも・・・」


ミナトがパオラを口説いていると後ろから

男がミナトの肩を掴み後ろに投げた


「おい!俺の女になにしてやがる!」


ブン


ズサー


「へぶっ!あたたた・・・おい!何しやがんだ!」


「俺の女を口説いてるからだ!」


「へっ?お前の女なの!?ありえねぇー」


「ふっふざけんな!てめぇ外に出ろ!」


「ああやってやらあ!!」


ミナトと男はギルドの外に出ると

その騒ぎを見に冒険者達はぞろぞろと出て行った







「あの〜私あの人の女では無いのですが……」


ポンッ


「まぁ気にしない気にしない!さてお仕事お仕事〜」


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る