応援コメント

第108話 教養授業26限目。鈴音先生、教養の重要性を語る。」への応援コメント

  • 大変面白いドイツに関する考察でした。
    第一次大戦を見ると、軍事的にはいつドイツは負けたのかわからなくなるくらい、ドイツ優勢な感じで進んでいるんですよね。

    でも確かに結果的には大負けしているわけで。

    正直ドイツは部分的には大変優秀ですが、法であれ政治であれ大黒柱に据えてはいけない存在だと思います。(笑)
    そのうちEUもやらかすのではないかと心配です。

    よく政治はバランスだと言いますが、その辺の感覚がドイツの弱点かなと思います。
    一方イギリスやアメリカはかなり雑な面もあるのですが、最後は総合力で何とかしている、この辺も国風があるのかなあと漠然に感じます。

    作者からの返信

    19世紀、20世紀を通じ、ドイツは
    上手くいった時期とそうでない時期が
    極端で、それは日本の姿とかなり被ります。
    東西両端に分かれた両国には、何か共通の
    要素を感じたりするのは私だけではないと思います。
    日本も我が身を振り返る事が大事かと。

    成功体験がのちに大きな失敗の要因になる事は、
    人の人生にもよくある事ですが、
    大事なのは、やはり合理的な思考と教養、
    真摯に忠告してくれる友人なのでしょう。

    今の政治家や企業人には、こういう要素に
    かなり欠けた人も多い気がします。

  • モルトケの名を知ったのは僕が二十歳を超えてから。
    バイト先の友達の父親が自衛隊員で、モルトケの偉大さを語っていました。
    その偉業はよく覚えていませんが何故かモルトケと言う名は一発で覚えました。
    しかし日本においてビスマルクは有名でもモルトケは知名度はイマイチな感じがします。
    もっと小説や映画で取り上げられてもいいのに。

    法学部の教授が言うには、日本の法律は外国をお手本にして出来たそうです。
    英米法、フランス法など。
    特に昔はフランス法を結構参考にしていたけど普仏戦争でドイツが勝ったので、強い国の法律を参考にすべしという意見が強くなりドイツの法律が日本で強い影響力を持ったと聞きました。
    その名残りで法学部の学生は第二外国語でドイツ語を取ることを勧められます。

    それにしても最近のデジタル庁のあれやこれやは笑うに笑えなかったです。
    ミスター・スポックのようなAIが国の全てを舵取りをする実験国家、出てきてくれたら面白そうです。

    作者からの返信

    大モルトケという人は大変寡黙で、
    政治的な事には一切関わろうとせず、
    与えられた状況で最大限の成果を
    発揮するタイプの軍人ですね。
    理知的で合理的、大きな胆力を持って
    いました。

    このモルトケを生かしたのが
    ビスマルクです。彼の力を最大限に
    引き出す政治状況を作り出す事が
    出来る外交の天才ですね。

    この2人を任命したヴィルヘルム
    1世には、人を見る眼と人に任せる
    器量があり、この奇跡的なトライアングルで、ドイツ統一は達成された訳です。

    ですが、奇跡は何度も起きないから
    奇跡と言われる訳で…。

    ドイツの近現代史は、
    日本の運命と被る部分も多いので、
    色々考えさせられます。

    編集済