夢酔独言、読んだことがあります。
「オレの若いころの失敗を読んでよくよく戒めるがいいぜ」
とか、
「今日は嫌なことがあったから気晴らしに吉原に行った」
みたいなのを覚えています。
島田虎之助とも関わりがあったはず、と思っていたら今回の話を読んで書いてありました。
無茶苦茶でした。
坂口安吾曰く、「宮本武蔵の五輪の書と勝小吉の夢酔独言だったら覚悟は小吉の方が上等」と言っていたと前田日明がプロレス雑誌で語っていたので興味を持ちました。
当時の語り口をそのまま記したので言語学的にも貴重な資料にもなっているそうです。
作者からの返信
勝小吉という人は普通にヤクザみたいな
生活を一生送った様ですが、終始一貫
あっけらかんとしていて、暗さが全くない…
そこが凄いと思います。
根っからの江戸っ子だったのでしょうね。
勝海舟にもその性格は非常に受け継がれて
いる気がします。女癖も悪さも含めて(笑)。
「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみようpart2」参加ありがとうございます。ここまで読みました。
1)どこまですんなり読めたか
ここまでで止めましたが、おそらく全話まですんなりと読めるとは思います。後は読者としての好みの問題ですね。
2)どうしたらいい感じになりそうか
独特な世界を築いており、内容をこうしたらより面白く……という切り口での話は私には無理です。
強いて言うならば紹介文。「不思議な話」ではなく「現実に根差したうんちく」について面白おかしく講義する旨を書いた方がよりそういうものが伝わる層に分かり易いのではないかなと。
3)作品の強みと弱みは
「物語がどこにも進もうとしていない。目指すべき場所があるわけでもないしほぼほぼ変化もない」というのが弱みであり強みであると感じました。小説というよりも、キャラクターのなりきりをしたブログを読んでいるような印象。
物語の根幹を為す重要な情報というものがなく、極端に言えば話を読み飛ばしてつまみ食いするように読んでも内容を楽しめる作りであるため、30万字以上というかなりの文字数に関わらずゆるく読めるという利点があります。
逆に、物語に意味を求める、キャラクターが変化する姿を好む層には訴求性がないわけで、これはどんな小説を好きかという趣味嗜好の領域。
この物語に関しては語られる蘊蓄が膨大な知見に裏付けられていることによる面白味があるのだと感じます。このような物語の紡ぎ方もあるのだな、と個人的には新鮮な体験でした。
作者からの返信
お読み頂き感謝です。
いわゆる学園ものは授業そっちのけのラブコメが
殆どなのですが、本作はそれ以外に授業内容も
充実する形で書き進めたものです。
途中でエッチな話も出て来たり…。
キャラクターも少しづつ濃くなってきます。
全ての読者が求める様な作品はそもそも書けませんので、これはそういう内容で構わないという方向けです。
趣味趣向と言えば、その通りですね。
気長にのんびり書き進めて、完結出来ればいいなぁ~
と思っています。