氷の魔女のgospell

名残雪。それは長いようであっという間の冬の終わりを告げて、春の訪れを知らせる意味があるようです。

役目を終え故郷に帰る魔女が名残惜しさにかまけて落としてしまった忘れ物。

それに気づいた魔女は、10年後くらいに取りに戻ってくるようです。

でもそのへんのスパンはよく分からないから、町の人たちは彼女が再び顔を覗かせたとき快く迎えるために、とりあえず毎年この時期にお祭りをすることにしました。

そんな民話が今この瞬間に生まれてもいいのだと思います。

だからこれはきっと、氷の魔女がもたらした福音なのです。

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