下戸の精一杯の処世術
結果として、一瞬だったか、もしかしたら10秒くらいあったか。
相手の粘膜内の成分とかが混入しない程度の、振れた箇所の熱だけがたよりの。
ただ唯一覚えてるのは、それは、彼女が懸念したとおり。
幾重もの街明かりに照らされるグラスの中へ脳が浸されていく感覚に、
ゆっくりと意識が底へ底へと沈んでいったことだけ。
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