第9話 愛娘との再会
創造神 ライヤラル 視点
儂はライヤラル....創造神じゃ。ハァ
別にやりたくてやっているわけでなくて、生まれて暇じゃったから適当に世界を作ったら創造神と言われ崇められた。
儂は何かを作るのが好きであって、書類処理やら願いを叶える道具ではないんじゃー!!
トントン…カチャ!
「父上、仕事が止まってますよ。」
「サン、毎日毎日、神達の報告書を読み、返答するのじゃぞ!気が滅入るわ」
「しかし、それが父上の仕事ではないですか。」
ドン!?
儂は書類に頭を置いた。
「ルナー!何処行ったのじゃー?儂の癒しが居なくて、儂消えそう。」スー...
「気持ちはわかりますがって!?本当に消えないで下さい。」
危ないマジで消えるところじゃた!?
サンリアは儂の上の息子じゃが、仕事に厳しいのじゃ。
下の息子は放浪癖で今も何処かに旅をしているのう。
唯一の娘のルナールが可愛くて仕事に疲れた儂の癒しじゃった。
もちろん妻も愛しておるよ。
5年前に妻のサポートの為に配置した魔獣の森の管理していたはずが行方不明になった。
儂も出来る範囲で探したが見つからず直接探しに行こうとしたが儂以外の神に止められてしまったのじゃ。
儂の願いを託せる者を探したら、ルナの同僚だったカグリアが名乗り出た。驚いたのはルナと番だということじゃ。
称号も確認したから間違いない。
まぁ、番は儂でも口出しできないからのう。素直に祝福したいのう。
男性神なら消すがな。
彼女の熱意も感じルナの捜索を託した。
しかし5年経っても見つからず。
何処行ったのじゃ。ルナ
「筆が止まってますよ。父上」
邪神が居る。助けてー!!
トントン
ドアが鳴ったので許可すると女神が入ってきた。
はて?こんな女神居ったかの?
ここに居るということは儂が任命した神なはず。
「サン、あの女神知っておるか?」ヒソヒソ
「いえ、知りません。父上もご存知ないのですか?」ヒソヒソ
神力を感じるから女神であるのは確定だが、神全ては儂が任命しておる。神名鑑という全ての神を載せた図鑑を毎年作っているから知らないはずはないのじゃが。
「すまんが、お主何者じゃ?」
「双手の武神 カグリアです。」
「そうか、カグリ....ア?」
バサッ!?
サンが持っていた書類を落とした。
気持ちはわかるぞ息子よ。
な、何かの病気じゃろ?じゃよな?
「な、何があったんじゃ!?サン今すぐ上位神及び医療神あと、此奴の親も連れて来い!!大至急じゃ!!」
「わかりました。今すぐ!!」スッ!!
「えっ?あのー?」
まずはカグリア(自称)結界で隔離じゃな!
「ジッとしておれ!!医療結界じゃ!!」
「へ?」
ふう!カグリア(自称)を隔離することが出来たのじゃ!
あとは他の神が来たら対応せんとのう。
「いやいや、ちょと待って下さいよ。あたしは..」
バン!?
「創造神様、娘が何かありましたか?」
カグリアの父親及び呼んだ神が次々と入ってきた。
「うむ、そこに居る女神がなんとカグリアじゃ。」
儂がカグリア(自称)を指すと皆が驚愕の表情を見せた。
儂の反応に間違いはなかった。
「リ、リアなのか?」
「いや、父ちゃんもなんつー顔してんの。あたしはカグリアだって」
「禁呪かそれとも何かの病気かしら?すぐに検査を」
「アルテミアさん、娘の治療を頼みます。」
「我々に出来ることがあれば言ってください。」
「みんな、ありがとう」泣
うむ、団結出来てなりよりじゃ。うんうん
....プチッ!!
「あたしの話を聞けーーー!!!!」
怒号が鳴り響き全員黙った。
その後アルテミアの検査で異常なしと判断され結界を解いた。
カグリアに謝罪し原因を聞くとルナの子供を腹に入れたらこうなったらしい。
そうそうかルナに子供が....
「なんじゃとー!?カグリア詳しくおしえるのじゃ!」
「そのつもり出来ましたよ。」ぶー
カグリアの説明だとルナは見つかり。
子供を身籠っていたか片親はおらず、婚姻の儀をしたら自分に移動し、気づくと成長していた。
今は魔獣の森でルナのお腹の中で子供はカグリアを待っているそうじゃ。
儂に孫ができたのじゃな。
しかもしれっと婚姻の儀までしおって....
ルナは無事じゃた。良かった...
知識族許さん!滅ぼしてくれよう。
よし、ルナ今からパパが行くぞ!!
ガシッ!?
「ち・ち・う・え!!どこに行こうとしてますか?」
「ルナの元へ行くのじゃ!離せサン」
「創造神の父上が勝手に下界に行かれては問題しか起きません。」
儂はただ娘と初孫を見に行って、ついでに知識族を滅ぼすだけじゃ。問題なかろうが!!
「父上のことですから知識族もついでに滅ぼすつもりでしょう。ですが知識族側にいる神族もいるので彼らの説得する必要があります。スターリ王国を滅ぼせるように動きますので今は仕事に集中して下さり。」
「娘と初孫が見たいんじゃ!!」
「落ち着いたら来てもらえばいいでしょ。カグリア帰っていいですよ。今度報告書まとめておいて下さい。私が取りに行来ますので。」
「サン!?お主、さらっと自分は行くつもりか。皆の者帰って良いぞ。カグリアちゃん、ルナによろしくのう。」
来てもらった神々を帰し、サンと向き合った。
「さて、話合いじゃ。サン」
「やれやれ、父上は全く。」ハァ...
儂は息子と激闘を繰り広げた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
儂は今、下界の魔獣の森の入り口に居る。
あれから3日間息子を全力で説得してなんとか下界に降りられた。
お陰で帰ったら仕事倍増が約束されておる。泣
戦い?儂、武神じゃなくて創造神じゃぞ。
武神でもある息子が勝つに決まっておるじゃろ。
まぁ、本気を出せば勝てるがな。キリッ!
じゃが神族同士の争いはご法度じゃ(儂が決めた)、家族ならなおさら傷つけたくないからのう。
出産の時にも行きたいから、次はいつ休めるかのう…泣
さて、行くかの。
儂が森に踏み入れると声をかけられた。
「あなた、どうしたのですか急にここに来るなんて。」
声の方向を見ると妻のプラムがおった。
儂と番じゃから気付いたのじゃろう。
も、もちろん儂も気付いておったぞ。汗
「うむ、ルナが見つかったので会いに来たのじゃ。」
「本当ですか!?」
「近くにいて気付いておらんのか?」
「ええ、私と本体は結婚時に分離してますからね。
ルナが居ても気付きませんでした。」
「折角じゃ、夫婦で行くかの?」
「ふふっ!ええ、夫婦で行きましょう。」
儂らは手を繋いで森の奥へと進んで行った。
ガサガサ
ん?あれはシュガーラビットじゃな、珍しいのう。
ザバー!?
シュガーラビットの口から大量の砂糖が出た。
どうやら儂らはらぶらぶのようじゃ。
砂糖は貴重じゃから回収せんとな。
と考えていると去って行った。
なんじゃたのだろうか?
森を進むと拓けた場所に出ると一軒の家があった。
カグリアの情報だとここじゃな。
ドアをノックすると出てきたのはカグリアだった。
儂らに驚いておったが、娘に会いに来たと言ったら、慌てて奥に行きよった。
「今の方は?」
「カグリアちゃんじゃよ。知っているじゃろ?」
「え?」
妻は固まった。わかるぞ、その気持ち。
しばらくしてルナが現れた。儂はすぐに抱きしめた。
ルナは驚いておった。
ルナのお腹に鑑定しようと手をかざすと逃げられてしまった。拒絶かと思ったがどうやら遊んでいるらしい。
次は普通に鑑定できたので拒絶ではなかったようじゃ。
本当良かった。
わかった事はこの子の莫大な魔力と神力、両親の加護くらいじゃのう。
神力の性質から間違いなく、ルナとカグリアちゃんの子供じゃのう。他の者達に孕ませなくて良かった。
この事は言っておかんとな。
「その子は間違いなくルナとカグリアの子じゃから安心せい。」
2人は安心した顔をしておる。
儂も子供が出来た時は急に出来たから自信が持てなかったからのう。
検査魔法を作り出しておいて良かったのじゃ。
プラムから行きましょうという小声が聞こえてきたので儂は出ることにした。
ルナには時間が来たから帰ると言ったがまだ時間はある。
どうしたものかと考えていたらプラムが腕を絡ませて来た。
儂はフッと笑い。
「このままデートと洒落込むかのう。」
「はい!!」
儂らはそのまま観光めぐりの旅に出た。
結局予定より2日遅れて帰還した為、仕事量がかなり増えた。
娘と孫の為にじーじ頑張るからのう。泣
そうじゃ、アルテミアさんに大神殿で出産の準備をして貰わんとのう。
待っとるぞ、孫!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます