第6話
♦新庄伸一視点
僕はこの二人、新崎智樹と宇佐美奈々の友達。
最近この二人がなんだか可笑しい。
よそよそしいけど、イチャイチャしてる、まるで付き合ってすぐのカップルの様だ。
智樹は僕の前の席で宇佐美さんの斜め前、だからだろうこの二人の関係が変わった事が見えた。
そんなある日の朝、学校の自分の席に行くと既に智樹は座っていた。
「はよ、智樹。」
「おが抜けてるよ、おはよ、伸一。」
「お前、宇佐美さんと一緒に登校しないのか?」
「へ?い、い、い、いきなりどうした!」
「いや、お前ら付き合ってるんじゃ?」
「いやいやいや!」【ポッ】
「おはよ~、どうしたの?そんなに大声だして?」
「はよ、宇佐美さん。」
「お、おはよ、宇佐美さん。」
「新崎くん、どうしたの?頬が赤いよ?」
「伸一が変な事言い出したから。」
「変な事?」
「そんなに変な事言ったかな~、最近お前らの関係が変わった様に見えたから。」
「関係?どうゆう事?」
「お前ら付き合っているんだろ?」
「へ!つ、付き合ってないよ!」【ポッ】
「え?それ本当?」
「本当だよ。」
「あ~そうゆう事か、だけど僕と美奈子には言ってくれても良いのに。」
「どうゆう事かは分からないが、公認カップルに何を言えと?」
「はいはい、詳しくはお昼休みに聞くから、僕的には同じく公認になった方が楽だと思うよ。」
「「?」」智樹と宇佐美さんはお互いの顔を見て訳が分からないって顔をしていた。
昼休み屋上にて。
新崎智樹と宇佐美奈々、新庄伸一と金崎美奈子の四人でお昼ご飯を食べながら話をしている、
「「え!!なんでそんなことを?!」」僕と美奈子はゲームの事を聞いて驚いた。
「面白そうだったから?」
「何で疑問形なんだよ!」
僕は驚きつつ訳が分からなくなっていた。
「奈々ちゃんはそれでいいの?」
「うん、面白そうだったからOKしちゃった。」
美奈子も僕と同じ気持ちの様だ。
「あのな~お前ら、それって付き合えば出来る事をゲームでしてるってことだろ?」
「そうそう、わざわざゲームですることじゃあないよ。」
【【ポン】】智樹と宇佐美さんは同時に顔を真っ赤にし。
「「だ、だって、いきなりだと恥ずかしい
「いやいやいや、周りから見たら付き合ってイチャラブしている様にしか見えないから。」
「そうそう、それならいっそ付き合ちゃえば?」
智樹と宇佐美さんはお互いの顔を見て【【ボン】】と体まで真っ赤にし目がぐるぐると回り始めた。
「う、宇佐美さんと、つ、付き合う!」
「し、新崎くんと、つ、付き合う!」
「お互いに好きだから出来る事だろ?」
「そうそう、嫌いな人とはゲームでもしないよね。」
「「ひょれはりぃほえ」」
「しっかりしろ!」【ばし!】と智樹の背中を叩く
「奈々ちゃんもしっかりして。」
「今は僕たちが居るから話しにくいと思うから放課後に二人で話をするといいよ。」
「そうそう、新崎君、男の子から言わないとだめよ。」
こうして昼休みは過ぎて行った。
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