第2話

♦宇佐美奈々視点



宇佐美奈々


身長は170㎝黒髪で、長さは肩までストレート、クラスで一番の美少女と言われている。


昨日、新崎智樹君からゲームをしないかと言われ、内容を聞いてびっくりしたと同時に面白いと思ってしまった。


だって、これで彼を私に惚れさせる!イヤ違うかな?骨抜きにしちゃうぞ!との思いで挑んでる。


(さっきは、いきなり勝負仕掛けてこられて、あっさり負けちゃった。)


(巻き返さなきゃ!)


しゅんじゃくくん新崎君


「ごめん、やり過ぎちゃった。」


「い、いいの!」


「そ、それでね、助けてくれたお礼したいんだけど。」


「いいよ、気にしないで。」


(巻き返し出来ないでしょ!)


「〇コンビニで、から揚げだけど奢るよ。」


「から揚げか!うん!ありがとう。」


(あ、少し悪い顔になった、またゲームを仕掛ける気だ!)


2人でコンビニ入る。


「イートインで待ってて、買ってくるから。」


「飲み物も買ってくるといいよ、さっき買ったポテチも開けるから。」


「ありがとう。」


彼はイートインに、私はウーロン茶とから揚げ2つ購入した。


「おまたせ。」


対面に座り買ったから揚げを1つ渡すと、受け取る。


爪楊枝つまようじをから揚げにさし、仕掛けてくる。


「奈々さん、あ~ん」


さぁ、ゲームの始まりです、今度は負けません!


「あ~ん」


とから揚げを食べさせてもらって、少し頬が赤くなったのを自覚したがこれからだ、だけど同じことしてもゲームには勝てない。


(恥ずかしいけど、これなら勝てるわ!)


私も爪楊枝でから揚げを差し、持ち上げたから揚げにキスをする、キスした面を新崎君に向け。


「はい、あ~ん」


「ひょへ?!」【ポン】顔が真っ赤になる。


「あ~んは?」


ひゃいはい!あ~ん」


ここで止めです!


わざと私がキスをした部分に彼の唇に当てさせから揚げを口の中に入れた。


「思いっ切り間接キスしちゃったね。」


「ふひゃ~~~~」


【ボン】体までも真っ赤になり、頭から湯気が出てる。


勝負あり!


勝者 宇佐美奈々


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る