デレたら負けよ!

ジント

第1話

とある日曜日〇コンビニで俺は買い物をしている。


「ポテチにコーラは定番だな!」


と、一人寂しく独り言言って店を出ると、駐車場の隅で。


「なあなあ、俺達と遊びに行かない?」


「そうそう、楽しもうぜ~うひゃひゃ」


「その後、気持ちいい事もしようぜ!ぐふふ」


3人の男が1人の女性をナンパしているのが見えた。


「遠慮します、どいてください。」


顔は見えないが、声だけでもかなり迷惑そうにしているようだった。


(うわ~悪質で下手なナンパだなw)


スマホをポケットから出し近づいていく。


「わり~その子俺の連れなんだ、解放してくれないか?」


「あ~…クソガキが何言ってやがる!」


「邪魔すんじゃねよ、さっさと帰ってママの乳でも吸ってな!ひゃはははは!」


「僕~お兄ちゃんの邪魔しないでね~ぎゃはははは!」


3人が俺を見てすぐに馬鹿にしてきた。


それもそのはず俺の身長は155㎝と低く、黒髪の短髪、黒縁メガネ、どこにでもいそうな男の子だ。


「仕方ないね。」


手に持ってたスマホを操作した後耳に当て。


「警察ですか?〇コンビニで女の子が襲われてます。」


と、定番のナンパ撃退をする。


「マジかこいつ!」


「ヤベ!」


「行こうぜ!」


「あ、ありがとう、新崎君。」


「え?なんで俺の・・・」


そこに居たのは、宇佐美奈々さん、昨日からゲームを一緒にする相手だ。


「宇佐美さんだったんだ・・・奈々さん。」


さぁ、ゲームの始まりだ。


「へ?」


俺は彼女に近づき片膝を突く、そして


「お嬢様、お怪我は有りませんでしたか?」


「ふぁい?」【ポッ】頬を赤く染める。


「お怪我がないようですね。」


満面の笑みを浮かべて、止めだ!


宇佐美さんの右手を取り手の甲にキスをした。


【ポン】顔まで赤くなった。


「ふにゃ~~~~~~~~」


勝負あり!


勝者 新崎智樹

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